【特別企画】コンパクトながら音楽性まで表現

約1.6万円の高コスパデジタルアンプ、Soundfort「AS-100+」。売れ筋スピーカー4モデルと組み合わせテスト!

土方 久明

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2018年06月11日
価格を感じさせない真面目な設計とサウンドで、コストパフォーマンスの高い製品を手がけるブランドとして知られるSoundfort(サウンドフォート)。人気の秘密は、40年近く電気・電子設計開発技術者としてキャリア磨いてきた日本人技術者が設計を行っているということと、高品質パーツを独自のルートで調達することで、製品を安価に抑えていることだ。

設計者の名前は片山典之氏という。国内大手半導体商社の設計・製造受託部門の責任者として長年のキャリアを持つ同氏は、もともと熱心なオーディオ愛好家でもあり、2014年にMJTS株式会社と共同でSoundfortを立ち上げた(インタビュー記事)。

現在Soundfortは、USB-DAC「DS-200」と「DS-100+」、ヘッドホンアンプ「HS-100」、スピーカー「SP-H200 Limited」など製品ラインナップを拡充して好評を博している。そして、今回フィーチャーするのはデジタル・プリメインアンプ「AS-100+」(公式サイト)だ。

Soundfort「AS-100+」(直販価格¥16,800)

■シンプル&コンパクト、しっかり作り込まれたアンプ「AS-100+」

AS-100+は、2015年に発売された同社のデジタルアンプ「AS-100」をベースに基板を新設計し、さらに音質を左右する主要パーツをアップグレードしたモデルだ。要となるデジタルアンプICにはSTマイクロ社製「TDA7941HV」を採用し、18W+18Wの最大出力を確保。対応するスピーカーインピーダンスは 4〜8Ωとなっている。

スピーカー出力とRCA入力を搭載する

一般的なデジタルアンプの仕組みは、入力された信号をいったん0、1のパルス信号へ変換して「D級」の出力段で増幅を行う。メリットは効率に優れること、発熱が少ないこと、また回路を小型化できることなどで、反面、高周波のスイッチングノイズが発生すること、電源の変動に弱いことなどが弱点として挙げられる。しかし、現在ではこれらの弱点はほぼ解消されていると言ってよく、筆者もリファレンスアンプの1台としてデジタルアンプを所有している。

実機を目にすると、幅10cmにも満たないボディのコンパクトさが印象的だ。ライフスタイルが多様化する昨今、製品サイズがコンパクトであることで得られる恩恵は大きい。場所を取らないのでさまざまな環境に置きやすいし、スピーカー設置にも自由度が生まれるからだ。

近年ではデスクトップ上にオーディオシステムを構築するユーザーも増えており、アンプ内蔵のアクティブスピーカーにも人気が高まっているが、本機を使えばパッシブスピーカーを用いたシステムも選択肢に入れられる。

パソコンのとなりで使うのも容易なサイズ感だ

コンパクトながら細部まで作り込まれたアンプ

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