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【特別企画】コンパクトながら音楽性まで表現

約1.6万円の高コスパデジタルアンプ、Soundfort「AS-100+」。売れ筋スピーカー4モデルと組み合わせテスト!

2018/06/11 土方 久明
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一見するとスピーカーとアンプの大きさの対比がすごい。しかしこの小さなボディのアンプは予想以上の駆動力を聴かせてくれた。

コルトレーンは大型アンプで鳴らしたような絶対的なパワーこそないものの、各帯域の質感表現が統一されており、バランスが良い再生音。大型スピーカーのメリットである中低域の余裕のある表現も良い。ピアノ協奏曲であるショパンは各楽器の明瞭度が高く、壮大なスケールでオーケストラを再現する。ここはブックシェルフスピーカーでは出せない大型スピーカーのアドバンテージだ。

ある程度のフロア型スピーカーにも対応できる駆動力が確認できた

テイラー・スイフトはシャープで力強いエレクトリックドラムに感心した。シャープな中低域のキャラクターを持つアンプの個性と低域が伸びるSilver 200の組み合わせは、ある意味相性が良い。絶対的な制動力は欲しいものの「さすがにこのサイズのスピーカーを鳴らすのは荷が重いかな」と心配した筆者の気持ちを吹き飛ばしてくれた。AS-100+は十分に健闘してくれたのである。

■DALI「ZENSOR1」との組み合わせ

AS-100+の駆動力を実感したところで、ブックシェルフスピーカーとの組み合わせ試聴に入る。

最初に組み合わせるのは、DALIのエントリークラスとなる2ウェイ・ブックシェルフスピーカー「ZENSOR1」。微粒子パルプにウッドファイバーを混合したウッドファイバーコーンを採用したウーファーと、磁気回路に磁性流体を封入した新開発のソフトドームトゥイーターユニットを搭載している。

DALI「ZENSOR1」(市場価格:¥40,800前後)

今回聴いた中では最もローコストなスピーカーだ。しかし出音は中々のもので、ショパンは中域に滑らかさがあり、弦楽器が色気のある音を奏でる。アコースティック楽器の表現力も好印象だ。テイラー・スウィフトは、スピードがあるアンプの個性と滑らかで色彩豊かなスピーカーの個性による相乗効果で、バランス良い再生音。ただしドラムの迫力は若干物足りなく感じた。

コルトレーンはサックスに透明感とシャープな表現があり、艶やかさも兼ね備える。スピーカーの個性的な良さである色艶の良さをしっかりと表現しつつ、AS-100+のキャラクターである、シャープな中高域がアクセントとなっている。

AS-100+の特徴であるシャープな中高域がアクセントになる組み合わせだ

余談だが、ZENSOR1は設置場所や角度に対する音のスイートスポットが広い設計が特徴とされていて、確かに角度に気を使いながらポンと置いただけでも、ボーカルの音像やサウンドステージの表現が秀逸で嬉しくなった。コストパフォーマンス抜群の組み合わせである。

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