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【特別企画】USB-DAC/ヘッドホンアンプ「DS-200」など

ハイコスパで話題の新進オーディオブランド「Soundfort」とは? 開発者にこだわりを聞いた

構成:編集部 風間雄介

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2016年11月14日
Soundfort」というブランドを、まだご存じ無い方も多いだろう。それもそのはず、量販店ではほぼ扱われておらず、直販をメインにしているブランドなのだ。

だが、その音質やコストパフォーマンスの高さが、使った方々のあいだで評判を呼び、ヒット商品を連発。新モデルが品切れになるなど、徐々に存在感を増している。

Soundfortとはどのようなブランドなのか? 当サイトでは、この新進ブランドの開発を行っている片山典之氏にインタビュー。ブランドが誕生した背景、その設計思想、そして開発の秘密に迫った。

「良いものを安く」がコンセプトの新進オーディオブランド

−−そもそもSoundfortというブランドは、どういったブランドなのでしょうか。

片山:一言で言いますと、「良い音を気軽に楽しんで頂きたい」という思いから生まれたオーディオブランドです。もっと直接的に言うと「良いものを安く」ということですね。それを日本メーカーとして実現したいというのがコンセプトです。

−−私も実際にSoundfortブランドのUSB-DAC「DS-200」を聞かせていただきましたが、価格設定が間違っているのではないかと思いました。「本当にこの音でこの値段なの?」と驚きました。

SoundfortのUSB-DAC「DS-200」

片山:おかげさまで大変好評を頂いています。予想を上回るご注文を頂き、前倒して増産したのですが、それも完売してしまいました。お客様にご迷惑をおかけしてしまっています。

−−まさに嬉しい悲鳴というわけですね。


片山典之氏
片山:たいへん申し訳ないのですが、次の入荷をお待ちいただけたらと思います。

−−ところでサイトを拝見しましたら、片山さんが独立されたのは2008年で、50代になられてからと書かれていました。それまではオーディオメーカーにお勤めだったのですか?

片山:オーディオメーカーではないのですが、日本の大手半導体商社で、設計・製造受託部門の責任者を務めていました。もちろんそのときに、大手電機メーカーさんともお付き合いはありました。

−−なるほど。ではオーディオには、オーディオファンという立場で関わっていらっしゃったのですね。

片山:その通りです。もともと小さいころからオーディオが好きで、小学校6年か中学校に入った頃から、すでに自分で真空管アンプを作ったりとか、そういうことをずっとやっていました。いろんなものを自分で作りながら、ずっとオーディオに関わってきました。ですからオーディオ歴は50年近くになります。

それで大学を出て、先ほど申し上げた半導体商社に勤めて、そこでは設計や開発を30年間ほど手がけました。そのあいだ、本当にいろいろなものを作ったのですが、オーディオに関係するところでは、ミキサー卓を作ったりしたこともありました。

今につながるというところでは、デジタル無線機の開発を行ったことが大きいですね。2000年代の初頭でしたが、そのときに初めて中国の深センという場所に行ったのです。

その時に、中国の物流や調達などいろいろなことを勉強しまして、日本にはないスピード感、コストメリットを感じました。中国でモノを作ると非常に大きなメリットがあるなと…。それであるときふと思い立って、会社を辞めまして。

−−ふと(笑)。

Soundfortの音作りに50年のオーディオキャリアはどう活きた?

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