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NC/Lightning/デュアルドライバーなど多士済々

値下げでコスパ最強に? キャンペーン中のAKG「N」イヤホン5機種、“買うべき”モデルを検証

公開日 2017/10/24 10:00 ファイルウェブ編集部
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なお、このN20をベースに、Android/iOS両対応のマイク付きリモコン搭載ケーブルを採用した「N20U」もラインナップされており、こちらは8,880円で販売している。スマホで音楽を聴くことが多い方はこちらを選べばよいだろう。

リモコン付きのバリエーション「N20U」。スマホ派の人にはこちらが便利だろう

■「N20LT」― iPhoneユーザーにピッタリの専用モデル

国内では圧倒的なシェアを持つiPhone。iPhone 8/8 Plus、そしてiPhone Xが発表され、大きな話題を振りまいている。

iPhone 7からヘッドホン出力がなくなったことはみなさんご存じだろう。もちろん付属のドングルを使えば3.5mmプラグのイヤホンを使うこともできるが、不格好であることはまちがいない。

そこで登場するのがLightningイヤホンだ。Bluetoothもよいのだが、バッテリーが切れたら聴けない、ペアリングが必要などの課題もある。Lightningイヤホンを1本バッグに入れておくと、さっと取り出して音楽を聴け、とても便利なのだ。これまで当たり前にできたことが、仕様が変わった後も当たり前にできるというのはありがたい。

N20LT

N20LTは今回、12,880円へと約2,000円値下げした。そのサウンドキャラクターはN20をベースにしながら、さらにエネルギッシュで、押し出し感がある印象。小沢健二「流動体について」を聴いてみると、ボーカルがさらにくっきりと際立ち、なおかつ口の動きが映像でイメージできるほど繊細な表現力を備えている。1枚ベールを剥いだような鮮明な音を楽しめる。Bluetoothのように圧縮を行わない、Lightning直結ワイヤード接続のメリットが活きていることが実感できた。

またiOS用のリモコンマイクも搭載しているのだが、これもわざわざボタンを探さず、手探りで操作してもボリュームのアップダウン再生/一時停止/スキップなどが行えるように工夫されている。

下がN20LTの、上が他のNシリーズのリモコン。N20LTのものは専用構造でひと回り大きく、そのお陰ですこし押しやすい。ちなみに位置も分岐部へと移っている

また、マイクはちょうど口元の近くに備えており、実際に試してみたが通話品質は非常に良好。AKGはマイクの名門メーカーでもあるため、面目躍如と言ったところだ。

マイクはリモコン内蔵ではなく、右耳側ケーブルに単独で付いている

iPhone向けのイヤホンを探している方は、今回の値下げを機に、数あるLightningイヤホンの中でもコストパフォーマンスがさらによくなった本機をぜひ試してみよう。

■「N20NC」― コンパクトかつ音質も両立するノイズキャンセリングモデル

最後に紹介するのはノイズキャンセリングイヤホン「N20NC」。Nシリーズのイヤホンの中ではいまのところ唯一のノイズキャンセル対応モデルだ。本機も比較的新しい製品だが、一気に5,000円値下げして14,880円で購入可能になった。

N20NC

本機の特筆すべき点は、AKGならではの高いノイズキャンセリング性能を、コンパクトな筐体で実現していることだ。さすがにN20よりは若干大きいものの、一般的なイヤホンと比べてもハウジングが小さく、とても装着感が良い。

ベンチレーションのポートとは別に、マイク用のポートが空いている。シリーズで唯一、金属製ステムである事も特徴的

ノイズキャンセリング性能は非常に優秀だ。イヤホンのハウジング本体外側にマイクを配置するフィードフォワード方式、そしてユニット側に配置するフィードバック方式。この両方をともに活用するのが「ハイブリッド方式」だが、N20NCはこの小さな筐体に2つのマイクを内蔵し、ハイブリッドモデルならではのナチュラルかつ強力なノイズキャンセリング性能を体感できる。実際に航空機の機内でも試したが、あのゴーッと鳴り続ける不快なエンジン音と風切り音がピタッと止まり、静寂が訪れる。それでいて圧迫感はない。一瞬で空の旅が快適になった(関連記事)。

N20(右)とロゴ側からサイズ比較。この向きからはデザインが少し違う程度にしか見えない

手前からN20、N25、N20NCのハウジング。N20がやや小さいのは当然として、N25とN20NCはほぼ同じサイズだった

そして注目したいのが、N20NCは音質も犠牲にしていないことだ。ドライバーを大型化し、主に低域を増強させている。ノイズキャンセルをオンにした状態で宇多田ヒカル「花束を君に」を聴くと、低音はN20やN25と比べても、ドスンと下の方まで出る。さらにノイズキャンセルがオンのときは、音場がグッと広がる。これによって長時間の使用でも疲れにくくしているのだろう。

N20NCのノイズキャンセル用コントロールボックス。薄く作られているので邪魔になりづらい

周囲がそれほどうるさくない状況であれば、ノイズキャンセルをオフにして聴くことも出来る。すると低域が締まって、中高域もクリアになる。オフ時のサウンドバランスもよいので、ぜひ試してみて欲しい。



値下げされたNシリーズを一気に試した。今回の販売価格改定によって、コストパフォーマンスが圧倒的によくなったことが改めて実感できた。

たとえば今なら、N25とN20を両方買っても約2万円に収まる(!)。 Lightning直結のN20LTとノイズキャンセリングイヤホン「N20NC」は活躍するシーンが異なるが、これを両方購入したとしても、3万円で楽々お釣りが返ってくる。また、もしAKGのイヤホンを持っていなくて、一つは持っておきたい…という方は、N20を買えば8,000円弱でAKGユーザーになれる。

このキャンペーン価格がいつまで続くかは不明だ。ある日、また元の価格に戻ってしまうことも考えられる。興味をお持ちの方は、いまのうちに手に入れることを強くお薦めする。

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