有線モデルのShureサウンドを継承

Shureから待望のBTイヤホン登場!人気モデルをワイヤレス化「SE215 Wireless Special Edition」レビュー

折原一也

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2017年10月20日

期待通りのShure流「SE215 Special Edition」サウンドを継承

それでは実際に、SE215 Wireless Special EditionをiPhone 7とペアリングしてみよう。ペアリングの方法は一般的なBluetoothイヤホンと同様で、電源を兼ねるリモート中央ボタンを長押しすると、英語で「pairing mode」の音声と、「Battery more than 6 hours」(2時間刻み)でバッテリー時間のガイダンスが流れる。iPhone側から「Shure BT1」を選択すれば「connected」とガイダンスが流れて完了する。

電源ONでバッテリー部のライトが点灯。点滅するとペアリングモード

ペアリングを完了させ、早速サウンドをチェックする。最初にRADWIMPS『前前前世(movie ver.)』を聴いてみると、中低域にリッチな厚みと情報量を持たせ、パンチの効いたリズムを刻む「SE215 Special Edition」のサウンドをそのまま再生してくれた。男性ボーカルの帯域も輪郭をクリアに情報量を出しつつ、エレキギターの音もキツく感じさせないバランス感は、今なお絶妙だ。

映画「ラ・ラ・ランド」サウンドトラックのジャズ音源『アナザー・デイ・オブ・サン』では、ピアノの音もナチュラルに奏でる質感に、弾けるようなリズムの刻みと心地よいウッドベース、密度感ある空間に音が漂うようなゴージャズな音空間が再現され、実に完成度が高い。

今回の試聴にあたって有線タイプの「SE215 Special Edition」もチェックしてみたが、音傾向も実際の鳴りも非常に似ている。ケーブル部に内蔵されたアンプの駆動が強力なのだろう。Shure純正のチューニングが巧みなのだ。

装着した様子。自然と垂れるリモート位置で通話も問題ない

SE215 Wireless Special Editionを装着中に通話も試してみたが、首元右側にあるマイク付きリモコンが垂れる自然な位置で、問題なくスムーズに会話できたことも付け加えておこう。

最後に、本機に付いているヘッド部分を外し、ケーブル部のみほかのShureのイヤホンを取り付けたらどうなるのか、ということを試してみた。実際に手持ちのSEシリーズのイヤホンをリケーブルする形で取り付けてみたが、こちらも何の問題なく利用できた。

嵌合の相性などはあるだろうが、ケーブル部のみを外せば汎用的なMMCX対応Bluetoothユニットとして使えそうだ。少なくともShureのイヤホンなら交換してワイヤレス化することができる。

襟元に装着できるクリップも同梱される

なお、ケーブル部分は単体製品「RMCE-BT1」としても発売されているので、既にShureのSEシリーズイヤホンを持っているユーザーであれば、ケーブルを購入することで手持ちのSEシリーズをワイヤレス化し、同じサウンドを聴くことができるはずだ。



実際にSE215 Wireless Special Editionを使ってみて、有線タイプの「SE215 Special Edition」を “真正面からワイヤレス化した製品” と感じた。MMCX端子で接続するケーブル側でBluetooth化というアプローチも予想通りだし、嬉しい事に高評価の「SE215 Special Edition」の音質も、ワイヤレスで見事に再現されていて期待通りのクオリティだ。

まだワイヤレスイヤホンを導入していないShureユーザーにもお勧めできるが、既に有線のShureのイヤホンユーザーも、一台購入しておくと、今後色々と遊べるベースとなるモデルだ。

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