デザインシリーズの最新モデル

デノン「PMA-30」レビュー。BTL構成クラスDアンプで高い駆動力を誇る小型プリメイン

鴻池賢三

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2017年10月03日
デノンのデスクトップHi-Fi “デザインシリーズ” から、新たな一手、シンプルを極めたコンパクトプリメインアンプ「PMA-30」が登場。BTL構成のクラスDアンプを搭載した本機の実力と魅力に、鴻池賢三氏が迫る。

「PMA-30」(¥50,000/税抜)

オーディオ機器は、音楽で空間を満たすためだけの道具ではなく、その存在感がインテリアを引き立たせるアクセントにもなり得る。一方、時にはモノとして主張し過ぎ、違和感を覚えるケースもある。時代に即し、生活や住環境にマッチしたオーディオの在り方とは?

そのような筆者の問に答えてくれるのが、デノンの「デザインシリーズ」だ。

同シリーズ1号機は、パソコンの横に置ける「デスクトップHi-Fi」というコンセプトで製品化された「DA-300USB」(関連ニュース)で、スマッシュヒットを放つ。オーディオ専業メーカーならではの音質へのこだわりに、シンプルで洗練度の高い外観が加わり、デスクトップを華やかに彩る革新性が支持を得たのだろう。

「DA-300USB」

その後も、好評を博するデザインシリーズは、ポータブルヘッドホンアンプから据置型オーディオまで幅広くラインナップを拡充。横幅435mmの“フルサイズ”にこだわらない自由さにも、新たな息吹を感じずにはいられない。

近年では、高音質なフルデジタルアンプを搭載したコンパクトな「PMA-50」(関連ニュース)や「DRA-100」(関連ニュース)といったHiFiグレードのDAC機能搭載プリメインアンプで話題を集めたのは記憶に新しく、オーディオの新スタンダードを築き上げたように思う。

「PMA-50」

「DRA-100」

こうした歴史を背景に誕生したデザインシリーズの新たな一手が、シンプルを極めたコンパクトプリメインアンプ「PMA-30」である。今回、その詳細と音質をレポートする。

■BTL構成のクラスDアンプを搭載した小型プリメイン「PMA-30」

PMA-30は、「お手頃価格のコンパクトHiFiプリメインアンプ」を標榜する通り、大ヒットとなったPMA-50の下位に位置するエントリーモデル。外形寸法はPMA-50と同じで、既に発売されているCDプレーヤ「DCD-50」(関連ニュース)ともジャストマッチ。縦置き設置も可能で、省スペースを重視するユーザーにも嬉しい仕様だ。

心臓部と言えるパワーアンプは、デジタル入力型のクラスDアンプをBTL構成したもの。

Bluetooth対応で低遅延を実現したaptX Low Latencyもサポート

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