海上忍のラズパイ・オーディオ通信(21)

ラズパイ・オーディオのOSを入れ替える! OpenHomeの快適環境をゲットしよう

海上忍

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2016年11月30日
あの機能が欲しい、そんなときはOSを入れ替えるべし

「Raspberry Pi 2 Model B」または「Raspberry Pi 3」にUSB DACまたは(GPIOポートに接続する)DACボードを接続し、なんらかのソフトウェアを動作させて音楽を再生する…。それが本連載でいうところの「ラズパイ・オーディオ」であることは、これまで繰り返し説明してきた。USB DACやDACボードといったハードウェアのみならず、ソフトウェアも無視できないことは改めてコメントするまでもないだろう。

そのソフトウェアだが、Raspberry Piではオーディオに特化した配布物(ディストリビューション)を選ぶことが基本だ。あとから希望のソフトを追加することも可能だが、PCでターミナルエミュレータと呼ばれるソフトを使い(リモートログインして)コマンドによる作業を行うことになるため、気安く奨められるものではない。LinuxやmacOSといったUNIX系OSでガシガシとコマンドを叩いた経験がある方ならともかく、大半のオーディオファンにとってはかなりの苦行になることだろう。

だから、欲しい機能・追加したい機能がある場合にはディストリビューションを変えるほうが話は早い。いずれのオーディオ特化型ディストリビューションも、音楽再生デーモン「MPD」を軸に各種オーディオファイルを再生し、Webブラウザやアプリから遠隔操作するという点では共通しているが、それぞれ"力の入れどころ"に違いがある。

起動ディスクの交換が困難なPCではOSの入れ替えは一大事だが、Raspberry Piの場合micro SDカードを差し替えるだけで済む。ひとつのOS/ディストリビューションに固執する必要はないのだ。

micro SDカードを起動ディスクとして使うRaspberry Piの場合、OS/ディストリビューションごと入れ替えてしまうほうが話は早い

PCでイメージファイルをダウンロードし、micro SDカードに書き込めばディストリビューションの入れ替え作業は完了だ(画面はmacOSでの作業風景)

Raspberry PiをWi-Fiアクセスポイントとして使う

今回紹介する「Moode Audio Player」(公式サイト)は、Volumioと同様、Raspbian(Debian LinuxのRaspbery Pi移植版)をベースにオーディオ関連機能を盛り込んだLinuxディストリビューション。再生できるサウンドフォーマットなどオーディオ再生システムとしての基本部分に大きな差はないが、環境面では他にない機能がある。

今回はディストリビューションに「Moode Audio Player」を利用する

「Moode Audio Player」にするとこれが便利

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