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海上忍のラズパイ・オーディオ通信(13)

話題の64bit機「Raspberry Pi 3」のオーディオ性能をテスト!乗り換えるメリットは?

2016/04/07 海上 忍
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■「Raspberry Pi」に第3世代モデル登場!今度の目玉は「新SoC」と「ワイヤレス」

Raspberry Pi 3

シングルボードコンピュータで最大シェアを握るRaspberry Piが、3世代目となる「Raspberry Pi 3」を2月末に発表した(正確にはEthernetポート搭載の「Raspberry Pi 3 Model B」だが、他のタイプは未発表)。

SoC/CPUは歴代同様BroadCom社製、ただし今回はコアが64bit化された「BCM2837」を採用。クアッドコアで最大クロックは1.2GHzと、前モデルのBCM2836(4コア/900MHz)を大きく上回り、パフォーマンスは約50%アップしている。ただし、メモリ容量は前モデルと同じ1GB、3D性能がやや向上したもののGPU性能はほぼ同水準だ。

SoCはARMv8ベース/64bitコアの「BCM2837」に変更された

パフォーマンス向上と並ぶ目玉がワイヤレス対応だ。IEEE 802.11 b/g/n(2.4GHz)のWi-FiとBluetooth 4.1に対応したBroadCom製チップ「BCM43143」をボード上に搭載、USBポートを消費することなく2種類のワイヤレス通信を可能とする。そのため、日本国内での利用には技適マークの取得が必要となったが、国内流通分にはすでに付与されていることを確認している。

ボード裏面のmicroSDカードスロット横には、新搭載のWi-Fi/Bluetoothチップ「BCM43143」が見える(写真中央)

給電は従来どおりUSB MicroB端子を利用するが、電流は平時で1.4A/最大2.5Aにまで増加した。Raspberry Pi 3のフルパワーを引き出すような高負荷の処理を行う場合は、2.5A以上の出力に対応したUSBアダプター/バッテリーは必須だ。バスパワー駆動のUSB DACを利用しているユーザは、買い換えを機に電源周りの見直しを行うべきだろう。

それ以外では、大きな変更点はない。ボードサイズはミリ単位で変わらず、ねじ穴や各種入出力ポートの位置に変更はないため、ケースの互換性は維持される。USBポートは4基のまま、USB 2.0対応で据え置かれた。Ethernetポートも10/100Mbpsで変更なし。I2S出力で使う汎用ポート(GPIO)の形状やピン数は前モデルと変わらず、15ピンのカメラインターフェイスもそのままだ。

歴代Raspberry Piとの比較表

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