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さらなるシステムの拡張もテスト

“PCレス”のRoonServerはどこまで使えるのか? QNAPとSynologyのNASで検証

2016/08/01 逆木 一
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ここまできたら、操作アプリ「Roon Remote」を起動すると、TVS-471が接続先として表示されているので、「Connect」→「ログイン」して先へ進む。

自分のアカウントを入力してログインする

Roon Remoteを起動して、TVS-471を選択

この画面では「既にあなたのシステムで一つのCoreが有効になっています」と表示されている。Roonの契約はCore単位であり、1契約につき使えるCoreは1つ。ここでは私の使っているPC(“4TH”という名称)で既にCoreが有効になっている(動作している)ため、それを無効にしなければTVS-471をRoonServerとして使うことができない。要するに、システムの中にCoreが2つあっても、実際に有効にできるのは1つということだ。そのため、筆者の環境では一旦「Unauthorize」を押し、PCのRoonのCoreを無効にする必要があった。

すでに使用していたパソコンのRoonを一旦ログアウトした

次に、音源の保存場所の指定画面となる。「Add Folder」を選択し、TVS-471自身に保存している音源を使用するため「Add Local Folder」を押す。

「Add Folder」を選択

NASに保存している音源を用いるので「Add Local Folder」を押す

「Multimedia」という共有フォルダに音源を保存している場合、パスは「/share/Multimedia」となる。「Add Folder」を押して音源フォルダを追加する。

「Multimedia」という共有フォルダに音源を保存しているので、そのパスを入力

これでRoonServerのセットアップは完了。無事にRoonの画面が開き、音源もインポートされていることが確認できる。

セットアップが完了!

NASに保存した音源がインポートされている

Roonの“推奨”が頷ける応答速度と安定した動作

こうして、完全なRoonServerとしてTVS-471が使えるようになった。気になる動作も、iPad Air2のRoon Remoteから操作する限りでは、CPUにCore i7を積んだデスクトップPCとさして遜色ない速度や安定性が実現できており、推奨となっているだけある使用感だ。少なくともTVS-471程度のスペックがあれば、Roonの優れたユーザー・エクスペリエンスを存分に味わえると言ってよさそうだ。

RoonServerにはRoonReadyプレーヤーやRoonBridgeと組み合わせるだけでなく、それ以外の使い方もある。以下の画面はRoonに繋がっている再生デバイスの一覧なのだが、ここで注目してほしいのは「iFi (by AMR) HD USB Audio (DOP2)」である。

再生デバイスの一覧に、TVS-471に直接接続した再生デバイスとしてUSB-DACの名前が表示

これはTVS-471のUSB端子に接続したiFI nano iDSDのことで、つまりTVS-471がUSB-DACと直接接続可能な単体RoonServerになることを意味している。しかも、DSDの再生方法にDoPを選択すれば、PCM 384kHzからDSD256まで再生が可能となる。

DSDの再生方法にDoPを選択すれば、PCM 384kHzからDSD256まで再生が可能


再生時のシグナルパスの確認画面。352.8kHz/24bit FLACをロスレス再生していることが示されている

こちらはDSD256を再生した際のシグナルパス

オーディオ的な品質はさておき、機能的には「オーディオ機器としての単体RoonServer」とまったく変わらない。ライブラリ機能と共に音源の再生機能を司るCoreが動いているからこそ可能な芸当である。

さて、ここまではTVS-471とRoonServerの可能性を示してきた。次に、Synology DS916+ではどうなるかを検証していこう。

次ページ続いてSynology「DS916+」で検証

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