App StoreやSiri対応の実力とは

第4世代「Apple TV」レビュー。「テレビの未来はアプリ」は本当か?

編集部:風間雄介

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2015年11月05日
Apple TVの新世代モデル、第4世代機が10月末に発売された(関連ニュース)。前モデルの第3世代機が登場したのが2012年3月のことだったので、今回は約3年半ぶりのメジャーアップデートということになる。

新「Apple TV」(第4世代機)

しかも第4世代Apple TVは、App StoreやSiriに対応するなど、これまでで最も大きな機能強化を果たしている。アップルも「アプリがテレビの未来。テレビはこれからこの方向へ向かいます」などと、力強く本機の革新性をアピールしている。

ラインナップをかんたんに紹介しよう。これまでは1世代につきモデルは1種類だけだったが、今回は内蔵ストレージの容量の違いで2モデルを用意している。ラインナップは32GBモデルと64GBモデルで、32GBモデルは18,400円、64GBモデルは24,800円(いずれも税抜)。

米国での販売価格は32GBモデルが149ドル、64GBモデルが199ドルなので、円が高かった一昔前なら、64GBモデルでも2万円を切っていたはずだ。もちろん他社製を含め、STBの中では高額な商品だ。

なお、今回は第3世代機も併売している。8,200円と手頃なので、カジュアルな使い方ならば第3世代機の方がコストパフォーマンスが高く、ニーズにマッチする場合もあるだろう。果たしてアップルが言うように、「テレビの未来」は本当にアプリにあるのか。そして第4世代機に約2万円、あるいはそれ以上の金額を支払う価値はあるのか。この記事でいくつかの判断材料を提示したい。

キープコンセプトながら高さを増した外観。光デジタル端子は撤廃

第4世代 Apple TVの外観は真っ黒で四角い物体で、何世代も続けてきたデザインを踏襲しているため、新鮮さはまったくない。むしろ第3世代機に比べ高さが増した分だけ、若干野暮ったくなった。

だがこれは、テレビの周囲に置くことを考え、自己主張は極力行わない方がよいと判断した結果だろう。購入直後の高揚感ではなく、使い続けた後の満足度を重視する考え方には共感できる。

背面端子部はメガネ型のインレット、HDMI端子、USB type C端子、イーサネット端子というシンプルな構成だが、一点変更点がある。これまで存在していた光デジタル音声出力端子が省略されたのだ。

左が第4世代機、右が第3世代機

第4世代機(左)と第3世代機(右)の背面端子部の比較。第4世代機は光デジタル出力が省略された

光デジタル出力がないため、音声出力はHDMI端子か、Apple TVに接続したBluetoothオーディオでしか行えないことになる。レガシーな端子を取り去るのが得意なアップルのことだから、特に驚きはない。だが、ほとんどのオーディオアンプはHDMI端子を備えていない。それらとの接続経路が閉じられたのは残念だ。

なぜ今? でもすごく便利なHDMI CEC採用

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