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[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域

【第110回】高橋敦が選ぶ「ポタフェス2014冬」“超”個人的ベスト5!

公開日 2014/12/24 11:29 高橋敦
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【第4位】Astell&Kern「AK100MKII」新色登場

いまさら!? 感は拭えないのだが、だからこそ喜ばしいのがこのニュース。AK100MKIIは忘れられていなかった!

拾われた雛のように扱われるAK100MKII。かわいいよAK100MKIIたんかわいいよ的な息吹を感じる

ボリュームダイヤルもサファイアブルー

もちろんいまとなっては古びたところもあるモデルだが、その絶妙のサイズ感を僕はいまでも気に入っている。いつかこのサイズ感のままメジャーアップデート「AK100MKIII」が出てくれるとすごく嬉しい。いっそタッチパネルじゃなくして、ボリュームダイヤルを巧く切り替えてスクロールダイヤルとしても使う、フィジカルなインターフェースにするとかいかがでしょう…。

【番外編】ハービーさんマジゴッド!

そのAstell & Kernの大スペースには、同社とユニバーサルモデルについて独占協業することになったというJH Audioのそのコラボレーションモデル「Layla」と「Angie」も大々的に、というかむしろそちらがメインな勢いで展示されていた。カスタムイヤーモニターという世界を生み出し、現在はJH Audioで活躍するジェリー・ハービー氏自ら、来場者に丁寧に応対していた姿が印象的だ。神対応!

下界に溶け込みまくっている神。背後のユーザーリストにはみんな大好きアイアン・メイデンの名前も

こちら新製品「Angie」はもうパッケージ一式まで用意されていた

【第3位】YAXIのイヤーパッドが好調っぽい

僕的にストライクというか、その登場時に「これは!」と注目せざるを得なかったアイテム、YAXI「STPAD-DX」。モニターヘッドホンの事実上の国内業界標準機、Sony「MDR-CD900ST」用のリプレイスメントイヤーパッドだ(詳細はこちら)。

900STは薄っぺらいイヤーパッドのぺたんとした装着感も逆に持ち味な気もするが、まあでも普通に考えれば装着感がよい部類ではない。そこを解消してくれるのが低反発ウレタン+プロテインレザーのこのイヤーパッドだったわけだが…。好評なのか、カラバリや別モデル用が続々登場!

こちらSTPAD-DX-R&B…こっち見んな!

カラーといっても全面ではなくリング的な感じなのでそんなに派手すぎない

▼STPAD-DX-R&B

まず900ST用のカラバリ「R&B」は、リズム&ブルースではなくてレッド&ブルーだ。オーディオにおいてステレオの左右のRはRedだからなのかレッドで表されることが多い。900STもヘッドバンド付け根の右側に「R」の赤バッジを付けて、左右の視認性を高めている。しかしこの「R&B」はそこにさらに上乗せ!視認性完璧!右はレッド、左はブルーのイヤーパッドを一組として販売!実用的にもルックス的にもいける!

▼for Sennheiser HD25-1II

そして参考出品のSennheiser「HD25-1II」用。HD25もアップデートされながら長らく続いている名機だ。しかし装着感には癖があり、苦手な方もいらっしゃるかと思う。それ用に製作されたこちらは同じく低反発ウレタン+プロテインレザーに加えて、より立体的に縫製(成形)されており、ちょっと試した感じではその装着感は確かに快適。実際に長時間装着してみないことには真価は判断できないが、900ST用の好評ぶりからして、期待してよいのではないかと思う。

こちらは参考出品アイテム

次ページ第2位、さすがに触れざるを得ない。ハイレゾプレーヤーあれこれ

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