DLNA&USBで192/24再生対応

【レビュー】「手軽にハイレゾ」が新しい全部入りコンポ、パナソニック「SC-PMX9」

山本 敦

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2013年07月16日
パナソニックから登場したオーディオコンポ「SC-PMX9」は、一見するとオーソドックスなミニコンポである。だが中身を見ていくと、注目すべき点が非常に多い。

192kHz/24bitまでのハイレゾ音源(DLNA/USB)の再生、Bluetooth、AirPlayに対応し、Lightningコネクターのドックを搭載するなど、“全部入り”と言っても過言ではないほど再生ソースが多彩である点が、まず一つめの特徴。そして二つめの特徴は「音」だ。この価格帯では異例なほど音質に注力し、高音質化技術をふんだんに盛り込んだ。またチューニングもじっくりと行われた。このコンセプトと音質の両面が評価され、VGPでも金賞を受賞した。

6月中旬に発売されてから約1ヶ月が経ち、筆者の調査では安いショップだと既に4万円台半ばで購入可能だ。アンプとスピーカーがセットで揃い、さらにハイレゾ再生までカバーできる本機は、パナソニックが「音」へのこだわりを詰め込んだモデルとして注目を集めている。本機で何ができるのか、ハイレゾ再生の音質はどうなのか、セットアップの手順も解説しながら検証していきたい。


■ハイレゾ対応設計の「LincsD-Amp」

本体はCDドライブ付のアンプ内蔵センターユニットと、ブックシェルフ型スピーカーのペアによる構成。


パナソニックのハイレゾ対応オーディオコンポ「SC-PMX9」
センターユニットには実用最大出力60W×2chのステレオアンプが搭載されている。自社開発のデジタル/アナログ変換回路を組み込んだ「LincsD-Amp」は、クロック再生成回路のほか、波形歪みを補正する新開発の「歪み補正PWMモジュレータ」を搭載し、ノイズや歪みを抑えたクリアなサウンドを実現した点を大きな特長とする。デジタルアンプの電源には低ノイズレギュレーターが採用された。

アンプの出力フィルターには高品位なチップフィルムコンデンサを採用したことで、高周波特性を高め、歪みを抑えたハイレゾ再生が可能になった。ほかにも重厚な制振キャビネットや放熱効果を高めたファンレス構造の採用など、アンプの筐体から発生する様々な振動ノイズを回避するための徹底したアプローチを採った。


USB/DLNA経由のハイレゾ再生やBluetooth、CD再生まで幅広く対応

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