【特別企画】創業60周年記念モデルを徹底レポート

マランツのUSB-DAC/ネットワークプレーヤー「NA-11S1」を山之内 正が聴く

取材・執筆/山之内正

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2013年02月21日
ノイズ回避の具体策はパソコンを直接つなぐUSBの方がいっそう入念かつ徹底している。16回路の高速デジタルアイソレーターでUSB-B入力から混入するノイズを完全に遮断するという本機の手法は、既存のUSB DACには例がなく、フラッグシップ機ならではの贅沢なアプローチでもある。パソコンとUSBケーブルでつないだ状態では、USB入力インターフェースデバイスのグラウンドはメイン基板とシャーシから分離される設計になっているため、パソコンからノイズが混入する経路は完全に絶たれている。「コンプリート・アイソレーション・システム」と名付けられたこの絶縁技術は、USBオーディオ再生時の音質を飛躍的に高めることが期待できる。


USB DACは発売当初から最先端の仕様を満たしている。最大192kHz/24bitのPCM音源に加えてDoPとASIO2.1によるDSD再生もサポート。しかもDSD再生は2.8MHzに加えて5.6MHz音源の再生にも事実上対応していることを今回の試聴で確認することができた。大半の最新USB DACと比べても優位に立つ仕様であり、ネットワークプレーヤーとしては一気に最先端に躍り出た恰好だ。


ネットワーク再生にもこだわりが満載

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