特別企画:短期集中連載

ティアック「Reference 501シリーズ」を聴く(第1回) ヘッドホンアンプ「HA-501」

岩井喬

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2012年10月23日
Referenceシリーズはティアックブランドとしては久々の本格派ハイコンポシステムとして、国内では2008年より展開されている。古くから音楽が生活の中に根付いているヨーロッパで育まれた高音質と機能美を小さなボディの中に詰め込んだ意欲的な製品構成となっており、シリーズ上位の「Reference 600」をはじめ、AirPlayに対応した「Reference 700」、そしてネットオーディオの世界と親和性の高いコンパクトかつ上品なデザインを融合させた「Reference 01」という幅広いラインナップを構成している。

そうしたなか、次なる一手として発表されたのがA4サイズというコンパクトさと堅牢なメタルボディを身にまとった「Reference 501」シリーズだ。ダンパーを兼ねた肉厚なサイドパネルが同社の展開するプロ機ブランド・タスカム「HS-P82」などのレコーダーを彷彿とさせる秀逸なデザインとなっており、武骨ながらも洗練された面持ちである。

そのラインナップとして発表されたのは、今回レポートをお届けするデュアルモノラルヘッドホンアンプ「HA-501」(関連ニュース)のほか、DSD対応USB-DAC「UD-501」、丸型アナログメーターが印象的なUSB-DAC内蔵プリメインアンプ「AI-501DA」、DSDディスク再生に対応したCDプレーヤー「PD-501HR」の4モデル。シリーズを通して筺体のサイズ感が揃えられており、プロスペック機の持つ信頼性の高さ、無駄を省いた機能性の妙を感じさせる。

TEAC「HA-501」¥115,500(税込)

■HA-501の製品プロフィール

すでに様々なオーディオショーで披露され、話題沸騰となっている「Reference 501」シリーズのトップバッターとして登場するのは、フルアナログ・ハイエンドヘッドホンアンプ「HA-501」だ。出力電位の直流電圧成分(オフセット)を打ち消し、歪みを抑制させたアクティブDCサーボテクノロジーを取り入れた純A級ディスクリートアンプを搭載。チャンネル当たり1400mW(32Ω)というクラス最大級の出力を誇っており、600Ωのハイインピーダンスモデルでも難なくドライブ可能だ。

本体はブラック(左)のほかシルバー(右)の2色を用意する

デュアルモノ構成、ダンピングファクターも切替可能

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