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映像エンジン「X-Reality」搭載の効果は?

【レビュー】“BRAVIA画質を手に入れた”「VAIO Lシリーズ」の画質を一条真人が速攻チェック

公開日 2012/06/04 14:41 一条真人
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■画質は「前モデルとはまったくの別物」

さて、それではそのテレビ機能の画質がどう変わったかというと、前モデルのスグつくTVの派手な発色とはまったくの別物だ。

発色は無意味な派手さもなく最適でノイズが少なく、輪郭が精密に描写されたスッキリとした映像になっている。階調表現力も増しており、これは暗部の描写を大きく改善している。

前モデルであれば、暗い場所の映像で単に黒く描写されてしまっていた部分でも、何があるかが認識できるように表示してくれる場合もあった。表現力は全体に大きく進化しており、まさにBRAVIAエンジンの威力だと言えるだろう。

ちなみに、テレビ画面はパソコンを使っているときでも横並びや大画面・小画面(ピクチャー・イン・ピクチャー)で表示するこができ、パソコンで作業をしながらテレビを見ることもできるのだが、この場合の画質も基本的には通常表示の場合と変わりない。

また、HuluやYouTubeなどのネット動画を見る場合でも、同様に前モデルと比較して、より精緻な映像を見せてくれる。デジカメ画像にしても、よりスッキリした精密な映像を楽しむことができる。

そして、DVDやBD映像の場合も、前モデルよりもさらに緻密な映像が楽しめる。ちなみに2D映像を3D映像に変換して視聴することもできるが、この場合、前モデルよりもDVDコンテンツは視聴に耐えるようになったと感じる。これもBRAVIAエンジンのおかげだろう。

BRAVIAエンジンによって、VAIO Lはテレビとして大きく進化した。その使い勝手、画質はBRAVIAに迫るものとなっており、他のTVチューナー内蔵一体型パソコンを大きく引き離す存在となった。パソコンからテレビまで1台でこなしたい人には、現時点でもっともおすすめなパソコンと言える。

(一条真人)

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