ドコモ、全モデルハイレゾ対応のスマホ／タブレット冬春モデル9機種を発表

■Xperia Z3 SO-01G

ハイレゾ再生や4K動画撮影に対応することが特徴の高機能モデル。「IFA 2014」で発表されたモデル（関連インタビュー）が国内導入された格好だ（関連ニュース）。

先日、KDDI（au）向けにも投入が発表されており、ドコモのロゴやXi（クロッシィ）ロゴが入る以外は基本的にKDDI向けモデルと同一スペックを備える。おサイフケータイ、フルセグ、ワンセグなどのいわゆるフィーチャーフォン機能（赤外線通信除く）を搭載する点がグローバルモデルとの違い。

ディスプレイには約5.2インチのTFT液晶トリルミナスディスプレイ for mobileを搭載する。画面解像度は1,920×1,080。CPUにはQualcomm社製の2.5GHzクアッドコア「Snapdragon 801 MSM8974AC」を採用。内蔵メモリーはROMが32GBでRAMが3GB。

ハイレゾ仕様は、ヘッドホン出力で最大96kHz/24bitまでのWAV/FLAC/ALACに対応。さらに、2.8MHz DSD（DSF/DSDIFF形式）ファイルのPCM変換再生にも対応する。192kHz/24bitソースを再生した場合は、96kHz/24bitにダウンコンバートされて再生される形となる。なお、USB出力の場合は192kHz/24bit再生まで対応する。

また、MP3などの圧縮音源を最大96kHz/24bit相当まで拡張するという、独自の高音質化技術「DSEE HX」も採用している。そのほか、Walkmanで培ったデジタルノイズキャンセリング機能も投入しており、最大約98.0%のノイズを低減するNC機能を備えている。さらに、フロントスピーカーは立体的な音楽再生ができるという「S-Forceフロントサラウンド」に対応している。

上述の通り4K動画撮影にも対応しているほか、カメラ性能全体を高めていることも特徴。画素数はメインカメラが約2,070万画素で、フロントカメラが約220万画素。撮像素子はメインカメラがExmor RS for mobile、フロントカメラはExmor R for mobile。さらに、“Xperia史上最高のISO感度”という最大ISO12800にも対応する。また、電子式手ブレ補正機能をさらに進化させたインテリジェントアクティブモードの搭載により、「走りながらの撮影でも、手ブレを抑えた鮮明な動画の撮影を実現した」としている。

本体は前面および背面のガラスとメタルフレーム間のベゼル部分を無くすことで、よりスマートさを向上させた。背面には傷に強い強化ガラスを使用ている。IPX5/8相当の防水機能と、IP6X相当の防塵機能に対応する。そのほか、ワンセグ/フルセグに対応するほか、NOTTVの視聴も行える。バッテリー容量は3,100mAh。

■Xperia Z3 Compact

本体サイズを約127W×65H×8.6Dmmとコンパクト化しながら、ハイレゾ再生や4K動画撮影に対応するなどの機能面で、上述のXperia Z3 SO-01Gと共通仕様を備えるモデル。本機も、「IFA 2014」で発表されたモデル（関連インタビュー）が国内導入された格好だ。現在のところ、取扱いはドコモのみ。

ディスプレイは約4.6インチのTFT液晶トリルミナスディスプレイ for mobileを搭載する。画面解像度は1,280×720。CPUは2.5GHzクアッドコア「MSM8974AC」を採用し、内蔵メモリーはROMが16GBでRAMが2GB。

上述の通り、ハイレゾ再生機能や4K動画撮影機能はXperia Z3 SO-01Gと共通。最大ISO12800もサポートしている。

なお、画面や本体サイズのほか、機能面におけるXperia Z3 SO-01Gとの違いとして、ワンセグには対応するが、フルセグとNOTTVの視聴は行えないことが挙げられる。搭載バッテリーも2,600mAhと、Xperia Z3より容量が抑えられている。