<ヘッドフォン祭>ブリスオーディオ初の「イヤホン」登場/発売直後、HiByの最上位DAPや初音ミクコラボアイテム
フジヤエービックが主催するポータブルオーディオ展示試聴イベント「冬のヘッドフォン祭 mini 2026」が開催。本稿ではブリスオーディオ/ミックスウェーブブース、またケーブル系ブランドの出展模様をお届けする。
ブリスオーディオが“汎用的に使える”イヤホン開発中
ブリスオーディオが参考展示したのは、開発中のイヤホン「BEP-001(仮)」。同社ではイヤホンからケーブル、アンプまでが一体となったポータブルオーディオシステム「FUGAKU」(約250万円)を開発したことこそあるが、さまざまなアンプやプレーヤーと組み合わせられる汎用的なイヤホンを手掛けるのはこれが初となる。
FUGAKUで培った3Dプリンター技術を活用しているとのことで、外見もFUGAKUのイヤホン部にそっくりだが、ドライバー構成は別物。
8mm LCP振動板ダイナミック×2/Sonion製BA×1/Knowles製BA×4/EST×2の5ウェイ/9ドライバー構成で、FUGAKUのイヤホン部からMEMSドライバーを抜き、代わりにESTを搭載したような格好となっている。
なお、実際に発売する製品版では、Pentaconn Earコネクターを装備した64チタン合金製の専用筐体にブラッシュアップするそうだ。
この複数のドライバーユニットを、高精度薄膜抵抗を使ったアッテネーターや、パッシブクロスオーバー回路によって制御し、“全帯域に渡って滑らかで、ひとつひとつの音が空気を震わせて伝わってくる様が感じられるサウンド” を目指したそう。完成後は製品開発のリファレンス機材として使用される予定だ。
また、“納期を待たず、店頭で買ってすぐに使える” コンセプトのサブブランド Brise Works(ブリスワークス)からも、開発中の卓上ヘッドホンアンプの新バージョンが参考出展。
今回披露された “Ver. 3” は基板の改良を進めるとともに、アルミ製のケースを装着し、よりヘッドホンアンプらしい見た目となった。
本モデルはUSB電源により動作するアナログアンプで、小さくともしっかりと充実した低域再生を実現することがテーマ。入出力ともに4.4mm 5極ジャックのみという割り切った設計で、音量調整にはオーディオ向け電子ボリュームのMUSES72320を搭載する。完成は今年の春以降、20万円未満の価格で発売予定とのことだ。
発売直後、HiBy「RS8 II」やHiBy Digital初音ミクコラボアイテムに熱視線
ミックスウェーブでは、HiBy MusicおよびサブブランドHiBy Digitalから発売されたばかりの新製品が目玉に。
HiByからは、1月30日発売となった旗艦級DAP「RS8 II」(約59.8万円)。ブランド独自のR-2R D/A変換システム「DARWIN IIIアーキテクチャー」や、A級/AB級動作を自動的に切り替える「アダプティブ・アンプシステム」、AI処理性能にも優れたクアルコムのプロセッサー「Dragonwing QCS8550」などを搭載することが特徴。
ソフトウェア・アップデートにより追加が予定されている、昔のオーディオ機器の音響特性をAIで再現する「Sankofa(サンコファ)」も注目だ。
HiBy Digitalからは、ボーカロイド 初音ミクとコラボレーションしたDAP「M500 Hatsune Miku Edition」(約5.5万円)とダイナミック型イヤホン「YUME」(約3万円)の2モデルが登場。DAPは2月6日に、イヤホンは1月30日に発売となっている。
どちらもデザインやパッケージだけでなく、操作画面や音質においても初音ミクをフィーチャーした入魂のコラボモデルに仕上がっている。
2月末から3月ごろの発売を見込む新製品も先行公開。HiByのBluetooth/USBアンプ「W4」は昨年初めて披露された製品で、スクエアなデザインと大型のディスプレイ、衣服固定用クリップやMagSafe対応ケースなどを装着できる背面アタッチメントなどが特徴。国内価格は1.9万円程度になるという。
気になるポイントとして、Bluetooth接続時に再生中音楽のアルバムアートを表示することが可能とのこと。どのように画像データを伝送するのか、なにか特定の再生アプリやデバイスと組み合わせる必要があるのかなど詳細はまだ不明だが、コンパクトなBluetoothアンプでアルバムアートを表示できるのは大変めずらしいだけに、興味をそそられるところだ。
