HOME > ニュース > <ポタフェス>エミライ、4.4mm出力搭載のCHORD「Mojo 2」や発売直後のFIIO新製品を一斉展示/CROSSZONEは“頭外定位ヘッドホン”をアピール

nwmの「耳スピ」も広がり見せる

<ポタフェス>エミライ、4.4mm出力搭載のCHORD「Mojo 2」や発売直後のFIIO新製品を一斉展示/CROSSZONEは“頭外定位ヘッドホン”をアピール

公開日 2025/12/13 19:46 編集部:原田郁未
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ヘッドホンやイヤホンなどポータブルオーディオ関連ブランドが集うイベント「ポタフェス2025冬 秋葉原」が、本日12月13日(土)から明日14日(日)まで開催。本稿では、エミライ、nwm、トライオードの3ブースの注目出展内容を紹介する。

エミライ

エミライブースでは、同社が取り扱うCHORDやFIIO、iFi audioといった複数ブランドの製品を、まとめて試聴できる構成となっていた。

試聴で賑わうエミライブース

国内イベント初展示となったのが、CHORDのDAC内蔵ポータブルアンプ「Mojo 2 4.4」。既存モデル「Mojo 2」の音質設計など基幹部分はそのままに、2基の3.5mmヘッドホン出力のうち一方を4.4mmシングルエンド端子へ変更したものだ。3.5mm/4.4mmそれぞれで音量を個別に記憶する機能も追加され、USB-Cは給電とデータ伝送の両対応となった。

イベント開催前に事前告知されていた製品が、いよいよユーザーの前に登場。改良された使い勝手を実際に試すことができる。

使い勝手が改良された「Mojo 2」4.4mm端子搭載モデルがお試し可能に

FIIOでは、フラグシップDAP「M27」のチタン筐体モデル/アルミ筐体モデルの両方を並べ、聴き比べ試聴が可能に。また、11月から12月にかけて立て続けに登場したヘッドホン新製品もならび、紫色の天然木ハウジングが目を引く密閉型ヘッドホン「FT13」、独自開発の平面磁界ドライバーと持ち運びやすい折りたたみ設計を採用する開放型ヘッドホン「JT7」、約1.3万円のエントリー開放型ヘッドホン「JT3」と豊かな個性を見せつける。

この他にも豊富な製品の体験を希望するユーザーが多く訪れ、ブース内は終始賑わいを見せていた。

左から、「M27」アルミモデル、チタンモデル。筐体の素材の違いだけで本当に音質に違いが出るのか、自分の耳で確かめられる

急速にラインナップの拡充が進む、FIIOのイヤホン/ヘッドホンを一斉展示

また、同ブランドからはUSB DAC内蔵ポータブルヘッドホンアンプ「Snowsky MELODY」を展示。メープルまたはウォルナットの天然木筐体を採用したモデルで、CS43131 DACをデュアル搭載し、PCM 384kHz/32bit、DSD256の再生に対応する。3.5mmシングル、4.4mmバランスに加え、同軸S/PDIF出力にも対応。10バンドPEQやインラインコントロール、超低消費電力モードも装備するなど、エントリークラスながら機能性も十分だ。

Snowsky MELODY

物販コーナーにも大勢の来場者が訪れ、人数制限を設けるほどの盛況ぶりだった。

 

nwm

nwmブースでは、オープンイヤー型“耳スピーカー”シリーズを中心に展示を行った。フラグシップのヘッドホン型「nwm ONE」、ネックバンド型「nwm GO」、完全ワイヤレスの「nwm DOTS」をラインナップし、それぞれ装着/試聴が可能となっている。

「nwm ONE」は2ウェイドライバーを搭載し、独自のPSZ(パーソナライズドサウンドゾーン)技術による音漏れ抑制を特徴とするヘッドホン型のモデル。Magic Focus Voiceによる通話時の音声強調機能も紹介されていた。また本機については、『スター・ウォーズ』とのコラボレーションモデルも展示されており、担当者は今後こうしたコラボ展開をさらに拡充していきたいと話していた。

『スター・ウォーズ』とコラボした「nwm ONE Star Wars edition」

「nwm GO」は12mmドライバーとIP55相当の防じん防水仕様を兼ね備えたネックバンド型。「nwm DOTS」は完全ワイヤレスモデルで、PSZ技術とMagic Focus Voiceを両立し、最大32時間の再生に対応する。また関連展示として、nwmと同じNTTソノリティが立ち上げ、技術的にも共通点のあるオープンイヤー型集音器「cocoe Ear」も紹介されていた。

nwm GO

nwm DOTS

cocoe Ear

トライオード

トライオードは、CROSSZONE(クロスゾーン)ブランドの頭外定位ヘッドホン新モデル「CZ-12」を中心に展示を行った。12月に発売されたばかりの同製品は、ART(Acoustic Resonance Technology)とADC(Acoustic Delay Chamber)を組み合わせた純アコースティック方式で、スピーカーで音楽を聴くような自然な “頭外定位” を追求している。

23mm径の高域用ドライバーと35mm径の低域用ドライバーによる主音源再生に加え、逆チャンネル再生用として35mmドライバーを1基搭載する構成だ。軽量設計による取り回しの良さも特徴で、折りたたみ式ヘッドバンドを採用し、キャリングケースを標準で付属する。「CZ-10」など従来モデルから操作性や携帯性をさらに高めた点を訴求している。価格は99,000円(税込)。

CZ-12

そのほか、CROSSZONEの既存ラインナップである「CZ-10」「CZ-8A」ヘッドホンに、トライオードブランドから真空管と半導体出力を切り替えられるCDプレーヤー「TRV-CD6SE」、真空管プリメインアンプ「TRV-88XR」も展示し、同社取り扱い製品で統一した試聴環境を提供していた。

トライオード取り扱い製品で統一された試聴ができる

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