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新設計筐体を採用

FiiO、6BAドライバー搭載のユニバーサルIEM「FA7s」

2022/01/14 編集部:松永達矢
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エミライは、同社取り扱いブランドFiiOより、6BAドライバー搭載のユニバーサルIEM「FA7s」を1月21日(金)に発売する。価格はオープンだが、税込44,550円前後での実売が予想される。

「FA7s」

同社のBAドライバー搭載機「FAシリーズ」の中核を成すモデルとして開発されたユニバーサルIEM。これまでのシリーズ機と異なり、円筒形の新しいシェルデザインを採用することで、高域、中域、低域で各2基、合計6基のBAドライバーを搭載できるようになったという。

新設計のシェルデザインにより計6基のBAドライバーが搭載可能に

低域用と高域用ドライバーには、シリーズ機でも採用されたKnowles製のドライバーを引き続き搭載。低域は高いドライブ力を持つ「HODVTEC-31618」を用いることで、強靭かつ制動されたサウンドを実現させているほか、高域は非常に高い分解能を持つ「RAD-33518」によって繊細な表現を可能にすると説明。

中音域の表現については、同社が独自にチューニングを行ったカスタム仕様の中域用ドライバーを採用。リッチなボーカル表現と純度の高い自然な音色を獲得したとアピールする。各帯域は、ドライバーの物理設計による帯域調整に加え、内蔵されたクロスオーバーネットワークによって正確にコントロールされるとのこと。

低域と高域にKnowles製のドライバーを引き続き採用。中音域は同社による独自チューニングのドライバーを使用する

風車をイメージしたという立体的なY字型デザインを施した同社の第3世代シェルデザインを採用するシェルハウジング部は、医療グレードの316Lサージカル・ステンレスを用い、粉末冶金工法で全体を形成。さらに、PVD(Physicall Vapor Deposition=物理的蒸着法)コーティング処理を行うことで、高い耐久性と金属アレルギーに配慮した仕上げを施しているという。

コネクターはスラント(斜め出し)構造を採用した改良型のMMCXコネクターを搭載。8本編み銀メッキ高純度単結晶銅線を導体とする付属ケーブルは、個別に絶縁された芯線を撚り合わせたリッツ線構成を採用。また、ケーブル被覆には長期間使用後の黄変や低温環境下での硬化に対する耐性があるTPU素材が用いられる。ケーブル長は約120cm。

付属品として2.5/3.5/4.4mm交換可能型ヘッドホンプラグ、バランス重視、低音重視、ボーカル重視型のイヤーピースを3サイズ(S/M/L)用意するほか、フォーム型(Mサイズ/3ペア)、ダブルフランジ型(Mサイズ/1ペア)と、計13種類を同梱。加えて、クリーニングブラシ、防水キャリングケース、ステンレス製MMCXアシストツール、マグネット式ケーブルクランプを備える。

ハイレゾにも対応しており、再生周波数帯域は10Hz〜40kHz、感度は111dB/mW、インピーダンスは18Ω。質量は8.4g(片側)。

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