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10mmダイナミックドライバー搭載

FiiO、圧力調節技術を搭載したハイブリッド型/ダイナミック型イヤホン「FH3」「FD1」

公開日 2020/09/25 13:19 編集部:成藤 正宣
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エミライは、同社が取り扱うFiiOブランドから、イヤホン「FH3」「FD1」を10月2日より発売する。価格はいずれもオープン。

●ハイブリッド型イヤホン「FH3」:市場想定価格16,700円前後(税抜)

ハイブリッド型イヤホン「FH3」

●ダイナミック型イヤホン「FD1」:市場想定価格8,200円前後(税抜)

ダイナミック型イヤホン「FD1」(ブラック/ブルー)

いずれもインイヤーモニター(IEM)タイプのイヤホンで、FH3は2基のKnowles社製BAドライバーと1基の10mmダイナミックドライバー、FD1は1基の10mmダイナミックドライバーを搭載する。

共通して、イヤホン装着時の耳の内外の気圧差を均一化する特許技術「バランスド・プレッシャーリリーフ・テクノロジー」を搭載。耳とダイナミックドライバーにかかる圧力がそれぞれ最適化され、聴覚疲労の軽減、音場/低音の再現力の向上といった効果が得られるという。

ハイブリッド型のFH3は、高域に“RAD-33518”BAドライバー、中域に“ED-30262”BAドライバー、低域にベリリウムコーティング振動板採用の10mmダイナミックドライバーを配置。物理的手法/電子的手法を組み合わせた3ウェイクロスオーバーにより、優れた周波数応答を実現するとしている。

また、独自技術「S.TURBOテクノロジー v2.0」に基づき、各帯域ごとに独立した音導管を採用。低域には長さ41.5mmの音導管を緩やかに渦を巻くタービン形状で配置し、不要な高域成分を効果的にフィルタリングする。また、高域用BAドライバーはノズル先端に配置することで、高域のディテール損失を抑制している。

ハウジングはアルミニウム-マグネシウム合金を採用。何千人分もの耳型データと10回以上の試作を基に、優れた装着感を実現したという。

アルミニウム-マグネシウム製ハウジング、MMCX端子等を採用

付属ケーブルはMMCXコネクターと3.5mmステレオミニプラグ、銀メッキ高純度単結晶銅導体を採用。96本の素線を4本編みにした構造で、ドライバーの能力を最大限に活用できるとしている。また、3種類のシリコンイヤーピースと1種類のフォームイヤーピースを同梱する。

再生周波数帯域は10Hz - 40kHz、インピーダンスは24Ω(@1kHz)、感度は114dB(@1mW)。最大許容入力は100mW。質量は片側7.3g。

ダイナミック型のFD1は、上位モデルと同等のベリリウムコーティング振動板採用の10mmダイナミックドライバーを搭載。加えて磁束密度の強力なN50デュアルマグネット磁気回路により駆動力を高め、エネルギッシュで強靭な低域パフォーマンス、優れた過渡応答を実現したとする。

さらに、ドライバーの固定に金メッキ処理を施したアルミニウム合金リングを搭載。ドライバーを強固かつ安定して保持し、さらに外観上の美しさも確保している。

付属ケーブルは2pinコネクターと3.5mステレオミニプラグ、高純度単結晶銅導体を採用。1本あたり30芯、合計120芯の4本編み構造で、音質への悪影響を低減して優れたオーディオ伝送を実現できるとしている。

その他、フェイスプレートの素材には独特な質感や光沢感を備えた多層レイヤーセルロイド素材を使用。イヤーピースはバランス重視タイプ/低音重視タイプ/フォーム素材の3種類を同梱する。

独特な質感の多層レイヤーセルロイド素材をフェイスプレートに採用する

インピーダンスは32Ω(@1kHz)、感度は109dB(@1mW)。最大許容入力は100mW。質量は片側4.5g。

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