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4BAの「FA7」と1BAの「FA1」も

FiiO、Knowles製ハイエンド向けBAを初採用のIEM「FA9」。8パターンの音声チューニングが可能

2020/07/02 編集部:杉山康介
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エミライは、同社が取り扱うFiiOブランドのユニバーサルIEM「FA9」「FA7」「FA1」を、本日7月2日より直販サイト「FiiO Direct」専売で発売する。価格は全てオープンだが、FA9は税抜55,000円前後、FA7は税抜33,000円前後、FA1は税抜11,000円前後での実売が予想される。

FA9

FA9は、Knowles製BAドライバーを高域・超高域/中域/低域用に2基ずつ、計6基搭載する4ウェイモデル。中域にはハイエンドIEMで使われるという “EJシリーズ” を同ブランドで初採用し、リアルなボーカル表現と優れた中域再生を実現すべく共同開発したというカスタム仕様の「EJ-33877」を搭載する。

高音質の実現とドライバーの相互干渉回避のため、全長80.6mmになるカスタム設計の音導管を採用。スムーズでクリーンな低音の実現や低音の分解能の向上に加え、ローパスフィルターとして機能することで、不要で過剰な中高音の除去やシームレスな周波数特性を実現するという。

筐体には3つのサウンド調整スイッチを搭載し、ON/OFFの組み合わせによって計8パターンの音質チューニングが可能。再生周波数帯域は15Hz - 40kHzで、最大入力は100mW。インピーダンスは16 - 32Ω@1kHz、感度は110dB/113dB@1mmW。

ハウジングに3つのサウンド調整スイッチを搭載する

ハウジングには耳専用に開発された医療グレードのドイツ製高透明度樹脂素材を採用。最新の第4世代となるDLP方式3Dプリント技術で作成することで、オーディオ用に最適化された構造を実現するとしている。フェイスプレートはダイヤモンドカットのデザインを新採用する。質量は片側が6.2g。

コネクターは確実なコンタクト性能を実現するという改良型のMMCXコネクターを搭載。8本編み銀メッキ高純度単結晶銅線を導体とする付属ケーブルは、極小の歪みとロスで音楽を伝送し、可能な限り色付けの少ない音質を実現するとのこと。

FA7は、Knowles製BAドライバーを4基搭載する4ウェイモデル。強靭かつハイスピードで、低歪みな低音、高情報量かつ滑らかで自然な中域を再生し、高域には本機専用カスタマイズを施した「SWFK-31736」を採用することで、超高域までの伸びを確保しつつ、高分解能で自然で澄み切った音質傾向を実現するという。

「FA7」ブラックモデル・レッド/ブルーモデル

再生周波数帯域は20Hz - 40kHzで、最大入力は100mW。インピーダンスは23Ωで、感度は110dB/mW。

ハウジングにはFA9と同じドイツ製高透明度樹脂素材を採用し、3Dプリント技術の専門集団HeyGearsとの共同開発のもと、DLP方式3Dプリント技術で作成。コネクターはMMCXを搭載し、ケーブルには同ブランドの銀メッキ処理・高純度銅線モデル「LC-3.5B」を付属する。質量は片側5.3g。

FA1は、Knowlesと共同開発のカスタムBAドライバー「ED-33357」をフルレンジ用に1基搭載。強靭で切れの良い低域、リッチな中域、高分解能な高域を楽しめるという。再生周波数帯域は20Hz - 40kHzで、最大入力は100mW。インピーダンスは15Ω/1kHzで、感度は111dB/1kHz,1mW。

「FA1」ブラックモデル・レッド/ブルーモデル

ハウジングには肌への刺激が少ないという高透明度樹脂素材を採用し、HeyGearsとの共同開発のもと、DLP方式3Dプリント技術で作成。コネクターはMMCXを搭載し、銀メッキ高純度無酸素銅線導体のケーブルを付属する。質量は片側4.5g。

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