4BA/1DD構成を採用

FiiO、ハイブリッドドライバー搭載ユニバーサルIEM新旗艦機「FH7」

編集部:小野佳希
2019年07月29日
エミライは、FiiO製ハイブリッドドライバー構成ユニバーサルインイヤーモニターの新たなフラグシップモデル「FH7」を8月2日に発売する。オープン価格だが59,800円前後での実売が予想される。

FH7

Knowles製BAドライバーを採用した 4BA/1DDハイブリッド・ドライバー構成を採用。高域および超高域用に「SWFK-31736」BAドライバー、中域用に「DFK-30017」をベースにカスタムしたBAドライバー、低域用に13.6oのベリリウムコーティング・ダイナミックドライバーを搭載している。

超高域と高域用に採用した「SWFK-31736」についてエミライでは「非常に優れた分解能を持ちながら硬質にならず、自然で透明感の高いサウンドを提供する」と説明。中域用に共同開発したカスタムBAドライバーを「よりボディ感のある、リッチで繊細なボーカルと共に広い音場を実現する」とし、低域用のダイナミックドライバーについては「薄く軽量ながら圧倒的な高剛性を持つ」「深く沈みこんだ大迫力の低音再現を実現する」とアピールしている。

Knowles社製BAや、それをカスタマイズしたBA、ダイナミックドライバーを搭載

第2世代に進化した特許技術「S.TURBOテクノロジー v2.0」も搭載。低域、中域、高域のそれぞれに個別の音導管を割り当てることで、3つに帯域分割されている周波数域間でのスムーズなクロスオーバーを可能にし、優れた周波数応答を実現するという。

また、低域専用の音導管は、低音を扱うダイナミックドライバーによって生成される高域成分を適切にフィルタリングするために、音響工学に則った専用設計を施しているとのこと。

シェルは、航空宇宙グレードのアルミ・マグネシウム合金を5軸のCNCマシニングセンタで加工。 人間工学に基づいたデザインによって装着性に配慮することに加え、ドライバーを鼓膜に近づけることで耳の形の個人差に由来する意図しない高音の減衰を減らすことにも注力したという。

シェルの成形過程においては、合金ブロックに対し21工程・計3873箇所の切削加工を行い、さらにサンドブラスト加工と手加工による研磨工程で仕上げを実施。「この結果、各ドライバーからの音が耳に向けて確実に伝わり、優れた分離感とクリーンなサウンドが得られるとともに、異なる素材を組み合わせて強固に固定することで、素材が持つ固有の振動を分散し、鳴きの少ないハウジングを実現した」とアピールしている。なお、シェルは高剛性の三点支持構造を採用することでも共振などを排除している。

また、新設計のベントポートも採用。ダンピング特性や内部構造を最適化することで、キャビティの前後の圧力が釣り合った状態にし、鼓膜の圧力の不均等を軽減させている。

音響フィルターを交換して音質チューニングを変えることも可能。ダイナミック感重視・低音強調な「赤」、バランス重視の「黒」、解像度重視・高音強調の「緑」という3種類のフィルターが付属する。

音響フィルター交換によるチューニングも可能

付属ケーブルは高純度単結晶銅リッツ・ワイヤーを導体に採用し、152本の素線を8本の撚り線を編んで構成。リケーブルにも対応し、コネクター部にはMMCX端子を採用している。また、MMCX端子部は従来製品より端子部を延長し、より取り外しのしやすい構造にしている。

再生周波数帯域は5Hz-40kHzで、能率が111dB/mW、インピーダンスは16Ω。付属品としてSpinFit製イヤーチップが同梱する。

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