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アルゴリズム進化やセンタースピーカー搭載で機能強化

ソニー、アトモス/DTS:X対応3.1chサウンドバー「HT-G700」。大画面化に合わせ音場拡大

公開日 2020/05/12 10:21 編集部:小野佳希
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ソニーは、ドルビーアトモスやDTS:Xに対応しつつ、大画面化するテレビに合わせてバーチャルサラウンド技術の音場も拡大した3.1chサウンドバー「HT-G700」を6月13日に発売する。オープン価格だが税抜6万円前後での実売が予想される。

HT-G700

センタースピーカーも内蔵する3chのバースピーカーとワイヤレスサブウーファーのセットによる3.1chシステム。「HT-X9000F」の後継機に当たる位置づけで、X9000Fは2.1chだったが本機ではセンタースピーカーを加えて3.1chにするなど機能を強化した。同社サウンドバーのラインナップではドルビーアトモス/DTS:X対応の別体サブウーファー付きとして最も手頃な価格のモデルとなる。

本機のリモコン

テレビの大型化が年々進んでいることを受けて、「Vertical Surround Engine(バーティカル サラウンド エンジン)」と「S-Force PROフロントサラウンド」といった独自技術を進化させることで音場を拡大。大画面に最適化した音場にすることで、より没入感を向上させたという。

音場をさらに拡大

バーティカルサラウンドエンジンは、イネーブルドスピーカーなしでもドルビーアトモスやDTS:Xの立体音響再生を可能にしたり、地デジ番組などの2ch音声でも高さ方向の音場を楽しめるようにするバーチャルサラウンド技術。今回、アルゴリズムを進化させてスイートスポットを拡大した。

S-Force PROフロントサラウンドは、デジタル音場処理技術によって広がりあるサラウンド音場を実現するというもの。同技術では今回、テレビの大画面化に合わせて高さ方向にも音場を拡大したという。

そして、前述のようにセンタースピーカーを新搭載。これによって音像の定位を上げ、セリフや人の声の聞き取りやすさを強化した。

また、サブウーファーも大容量化し、低域の重低音再生に特化。高中域から低域を再生するバースピーカーと合わせて、「クリアで聞き取りやすくかつ迫力の重低音との両立を実現した」とアピールしている。総合出力は各スピーカー100Wずつの計400W。

バースピーカー部には有機ELディスプレイを搭載。音量や現在の入力(HDMI/TV/Blutooth)、サウンドモードのオンオフなどの各種情報を確認できる。

HDMI端子はeARCにも対応。eARC対応テレビをハブにすれば複数のAV機器の音声を本機でのしむことができる。また、HDCP 2.2/2.3などにも対応している。なお、4K60P 18Gbps対応のHDMIケーブルが付属する。

背面端子部

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