6月分配期から

JASRAC、著作権の管理手数料を一部引き下げ。アーティストへの配分増

編集部:小野佳希
2020年02月18日
日本音楽著作権協会(JASRAC)は、著作物使用料等をアーティスト等の権利者に分配する際に控除する管理手数料の実施料率を、2020年6月分配期以降、一部引き下げる。


今回対象とするのは「放送等」「有線放送等」「インタラクティブ配信」の3つの使用料区分。実施料率を、「放送等」区分で9%から8.5%へ、「有線放送等」と「インタラクティブ配信」区分で10%から9.5%へと、現行からそれぞれ0.5%引き下げる。これにより、JASRACの手数料が減り、作詞者、作曲者、音楽出版社等の権利者の取り分が従来よりも増えることになる。

JASRACでは、「近年の著作物使用料の徴収・分配構造の変化等を踏まえ、より収支の実態に即した実施料率への変更に取り組んでいる」と今回の措置の背景を説明。「今後も音楽をご利用になる皆さまがお支払いくださった使用料がクリエーターの新たな創作へとつながるよう、管理の効率化と経費の削減に向けた取り組みを続けてまいります」としている。

JASRACは昨年11月に発表した「80年目の変革宣言」において著作権管理手数料率の抜本的見直しなどの構想を明らかにしていたほか、2019年度の収支が予定を上回ったことを受けて2020年3月限定で管理手数料率を引き下げるなどもしていた。

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