デバイスの出荷台数は54億台見込む

2023年にはスピーカーの9割がBluetooth搭載に。Bluetooth SIGが最新市場動向レポート公開

編集部:押野 由宇
2019年06月12日
Bluetooth Special Interest Groupは、米国の調査会社であるABIリサーチの調査に基づきBluetooth無線技術の市場トレンドや予測情報、メンバー企業のコミュニティ発展状況、新興市場を含むBluetoothの今後の展開を解説する「2019 Bluetooth Market Update」の日本語版「Bluetooth市場動向2019」を、6月12日に公開した。

Bluetoothの出荷台数は、2023年には54億台のBluetoothデバイスが出荷されると予測されている。既存のオーディオ市場やコネクテッドデバイス市場に加え、スマートビルディングやスマートインダストリー、スマートシティ、スマートホームといった新興市場でも活用されているが、なかでも位置情報サービスは最も急速に成長を遂げるソリューション、データ転送は最も多く出荷されるソリューションになると予測する。

オーディオ、エンターテインメント市場において、2023年にはスピーカーの9割近くがBluetooth搭載になると予測。また、Bluetoothヘッドセットやヘッドホンへの需要の拡大が継続し、2023年の年間出荷台数は7億2,000万台に達すると予測している。

Bluetooth搭載オーディオ&エンターテインメント機器の年間出荷台数

スマホ、タブレット、PCといったデバイスではBluetoothを100%搭載しており、4億7,400 万台以上の端末がBluetooth位置情報サービスの稼働を支え、産業オートメーションでは、重要機材の日々の管理とモニタリングのためのモバイルディスプレイとして、スマートフォンやタブレットを採用する。

自動車市場でもBluetoothは安全性を新たな段階へと引き上げ、車内の快適性も向上させる欠かせない存在としており、現在その利用はインフォテインメントシステムが大半を占めるが、将来的にはキーフォブやセンサー、その他の車載機器への搭載も拡大。2023年には自動車関連の出荷の24%に達し、2023年に道路を走る車のBluetooth搭載率は54%になると予測されている。

またコネクテッドデバイスでは、今後5年、ヘルスセンサー付きのスマートウォッチやヒアラブル等の多機能デバイスが単一機能デバイスのシェアを獲得するとみており、Bluetooth LEを利用したアプリケーションやサービスとのデータ接続を広げ、従来のデバイスのカテゴリーの枠に入りきれない接続されたエンドポイント機器は、2018年の7%から、2023年には14%へ上昇すると見込む。

なお、2018年末時点で、Bluetoothメンバー企業は世界で35,000社に迫り、その数は5年間で70%増加している。

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