ダイナミック型フルレンジドライバー

<ヘッドフォン祭>NUARL、新開発ドライバー採用イヤホン「NX30A」発表。完全ワイヤレスにも搭載予定

編集部:押野 由宇
2019年04月27日
エム・ティ・アイは、NUARLブランドのイヤホン「NX30A」、および「NX310A」を5月中旬より発売する。価格はNX30Aが9,000円(税抜)、NX310Aが4,500円(税抜)。本日4月27日に「春のヘッドフォン祭2019」会場にてプレス向けに発表会が行われた。

NX30A

発表会の冒頭、同社はNUARLというブランドについて、「いまイヤホン製品は機能性、音、価格、デザインのいずれかを特徴として追求されることが多いが、NUARLではそれらの中間となるニュートラルなポジションを目指す」と説明。2019年のテーマを「Unique」とし、「製品の独自性を高め、他にない価値を提案する」とコメントした。

その上で、求める音質を実現するために独自ダイナミック型フルレンジドライバー「NUARLドライバー」を開発。6mmドライバー「N6」と10mmドライバー「N10」の2つを発表した。名称はドライバーの口径に由来。N6は高い磁束密度を誇るネオジムマグネットのなかでも、最強グレードの高等級磁石を使用したという強力な磁気回路とチタン合金蒸着振動板を組み合わせたという。

NUARLオリジナルドライバーを開発。写真左がN10、右がN6ドライバー

コスト効率の観点から、磁気回路を内磁型とするドライバーが多い中、あえて外磁型を採用することで、熱減磁による機能低下を防いだとする。

N6ドライバーの分解図

一方のN10は、ボイスコイルの外側と内側の両方に高等級ネオジム磁石を用いたデュアルマグネット方式を採用。内磁型と外磁型のメリットを取り入れることで、振幅の大きい10mm口径でも安定した性能を実現したとする。振動板はN6と同様にチタン合金蒸着を施している。

N10ドライバーの分解図

NX30AとNX310Aは、ともにN6ドライバーを搭載したモデル。NUARLの特徴であるH.D.S.S.技術を搭載。NX30Aは柔らかく張りのある音質で、NX310Aは音楽の量感を重視した音質という。ともに、再生周波数帯域は10Hz〜40kHzで、インピーダンスは16Ω。音圧感度は95±3dB、最大許容入力は5mW。

NX30A

NX310Aは付属品など簡略化することで低価格化が図られている。筐体はNX30Aが黄銅(真鍮)、NX310Aはアルミ。ケーブルはNX30Aが120cm銀メッキ無酸素銅撚り対線で、NX310Aが120cmの無酸素銅線となる。

NX310A

NX310A

また、「NEシリーズ」および「NXシリーズ」からは、有償のトレードアップサービスも用意される。6月げ運より、公式ストアで受付を開始。また、NX30AとNX310Aについては、ヘッドフォン祭会場限定で先行販売が実施される。

さらに、このN6ドライバーを搭載する金属筐体部のモジュール化を進めており、それを使用した完全ワイヤレスイヤホン「X44」も開発が行われている。SoCにはクアルコム「QCC302X」を搭載し、2019年第三四半期の発売を予定。

N6ドライバーを搭載する完全ワイヤレスイヤホン「X44」の開発も進められている

そして、N10ドライバーを搭載したイヤホン「X09」についても参考出展された。こちらはメタル筐体のリケーブル対応モデルで、2019第四四半期の発売を予定しているという。また、N10を搭載する完全ワイヤレスイヤホンも開発中とのことで、モデル「X49」が2019年第四四半期、モデル「X70」が2020年第一〜第二四半期を予定する。ただし、導入スケジュールは変更の可能性がある。

参考出展されたN10ドライバー搭載の「X09」

こうしたハードウェアの充実に加え、ワイヤレスイヤホンについては機能性の向上やアプリケーション連動、ネットワークサービスとの接続などソフトウェア面の強化も行う。現在開発を進めているモバイルアプリについては、夏頃リリースできるよう進行中と明かされた。

そして、先日Hilcrhymeとのコラボモデルが発売されたが(関連ニュース)、さらにSUPERNOVA、Sing Like Talkingとのコラボモデルが5月29日に発売される予定とのことだ。

左からSing Like Talking、SUPERNOVAコラボモデル

なお、先行販売が行われる特売コーナーでは、イベント2日めの28日限定で、全製品が5%オフになる「ファイルウェブ割」を実施。ファイルウェブの「春のヘッドフォン祭2019」関連記事を(この記事含む)表示したスマホを、フジヤエービックの販売スタッフに見せるだけで割引が適用される。

関連記事