KOJOの真鍮イヤホンも

<ポタ研>カスタムイヤホン入門機「FitEar ROOM」/静電型Oriolus/L&P超弩級DAP/DITA限定イヤホン

編集部:風間雄介
2019年02月02日
本日2月2日、東京・中野のサンプラザ中野 15Fで開催された、フジヤエービック主催のイベント「ポタ研2019冬」。会場から、エトワールルームの模様をレポートしていこう。

手に入れやすい価格、カスタムIEMの入り口に。FitEar「ROOM」

須山補聴器は、FitEarブランドの新モデル「ROOM」をメインに展示していた。本機は、同社が「初心者の方にもカスタムイヤホンの良さを知って頂きたい」というコンセプトで製作したモデル。販売価格を抑えるため直販限定とした。価格は49,800円(税抜)で、これに消費税や耳型採取料、送料などを加えても6万円を切る価格を実現した。フェイスプレートは6色で、シェルはブラックとホワイトの2色を用意する。

カスタムの入り口に。FitEar「ROOM」

フェイスプレートは6色、シェルは2色

「本機は直販のため、フジヤエービック主催のイベントでアピールするのは難しいかもしれないと当初は考えたが、フジヤさんの快諾を頂いたこともあり展示している」と同社は説明。ブースの横には耳型を採取できるブースも設けていた。

「このモデルをきっかけに耳型をつくって頂き、カスタムの良さを知って頂けたら、2台目、3台目を作ろうと思って頂けるかもしれない。当然、ほかのブランドのカスタムイヤホンを作る際にも、一回作った耳型をお使い頂ける」と同社はコメント。本機をきっかけにカスタムの世界を広げたいという意気込みを熱く語ってくれた。

ブースの横には耳型採取スペースも用意していた

なお、本機の名称である「ROOM」は、「耳の中に自分だけの空間を作る」という意味を込めているとのことだ。

DITAは新開発独自ドライバー搭載イヤホン「PROJECT 71」展示

S’NEXTは、同社が取り扱うDITAブランドより、世界限定生産300台のダイナミック型イヤホン「PROJECT 71」を展示した。2月22日に発売する。価格は128,000円前後で、世界300台限定のモデルだ。

DITA「PROJECT 71」

「PROJECT 71」のパッケージ

この製品のために新しく開発されたドライバー「DDT3.0」を搭載し、筐体は古くから管楽器で多く用いられている真鍮と、ギターの指板等に用いられる硬い木材、マカッサルエボニーを精密に加工して作られている。ブースにはこの「PROJECT 71」のパッケージも置かれていた。

またFINALブランドでは、「自分だけの音」を見つけられる「MAKE」シリーズも紹介。小岩井ことりさんがつくったMAKEシリーズが展示されていた。

FINALは「MAKE」シリーズも紹介

さらに、FINALブランドの平面駆動ドライバー搭載イヤホン「D6000」も出展。写真のシルバーのものはデザインサンプルで、音の傾向は別のモデルで聴くことができた。

FINALの静電型イヤホン「D6000」

サイラスは「静電型Oriolus」やL&Pの超高級カスタムDAPなど出展

サイラスは、大量の新製品群を参考出品し、注目を集めていた。LUXURY & PRECISIONブランドでは、高級DAP「LP6 Ti」を搭載。インテル製のFPGAを内蔵しており、RCA端子を含む様々な端子類をフル装備。さらに、音の好みにあわせてカスタムチューニングできるという超弩級モデルだ。この春頃に受注開始する予定で、価格は70万円前後になる見込み。

LUXURY & PRECISION「LP6 Ti」

多種多様な端子類を搭載

Oriolusでは、「静電型Oriolus」を参考出展。その名の通り静電型ドライバーを内蔵したイヤホンで、発売は春から夏頃を想定。価格は30万円前後を予定している。なお、静電型ドライバーの特徴など、詳細はまだ明らかにされていない。さらにOriolusでは「Oriolus Limited」というモデルも参考出展。ブルーの筐体が美しく、こちらにも注目が集まっていた。

参考出展の「静電型Oriolus」

こちらも参考出展の「Oriolus Limited」

音茶楽はセルロースナノファイバーを搭載したイヤホンを出展

音茶楽は、先日正式発表されたイヤホン「Flat4-楓III」「Flat4-緋楓III」を出展した。価格はFlat4-楓IIIが100,000円(税抜)、Flat4-緋楓IIIが108,000円(税抜)。各100台ずつ限定販売を行う。

「Flat4-緋楓III」

拭き漆仕上げを施した楓材ハウジングに、CNF(セルロースナノファイバー)複合振動板を搭載したモデル。「セルロースナノファイバーは、スピーカーでは採用例があるが、イヤホンで使うのは初めてではないか」(同社)という。

CNFは鋼鉄の1/5の重さで強度は5倍以上、不要共振も少ないが、イヤホンに使うのは技術的に難易度が高かった。静岡県工業技術研究所と(株)エムケイテックの技術協力の下、振動板の要所をCNFで強化。これにより搭載を実現できたという。

なお同社ブースには、この「Flat4-緋楓III」のバランスモデルも展示。こちらは参考展示だったが、4.4mm端子を搭載したモデルだ。

「Flat4-緋楓III Balance」

KOJOからは真鍮製イヤホン「最終形態」が登場

完実電気のブースでは、光城精工(KOJO)が開発を続けてきた真鍮製イヤホン“KEYAKI”「KJB-01」の最終形態を展示していた。すでに音決めも完了しており、4月以降に発売する。価格は65,000円〜70,000円程度を見込む。

KOJOの真鍮製イヤホン“KEYAKI”「KJB-01」

またSHURE製品では、ポタ研というイベントの性質からか、KSE1200やKSE1500、SHA900などの高価格帯の製品を中心に展示していた。話題のマイク「MV88+」の展示はなかった。

SHUREブースの様子


七福神商事のブースには、同社取り扱いの多彩なブランドの商品がずらり

Fidueブランドのイヤホン


The CableMASTERブースには多種多様なケーブルが並んだ

こちらもケーブルブランド、Creator Cable


Creator Cableにはソニー・佐藤氏のサイン入り「DMP-Z1」が置かれていた

SoundPotionブランドも多彩な展示を行っていた

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