レストラン「Casita」青山本店でスタート

エプソン、プロジェクションマッピングによる空間演出をレストランで実施。「新たな体験価値を提供する」

編集部:押野 由宇
2018年11月30日
エプソン販売は、「映像演出による驚きと感動を体感できる場」を提供するためのプロジェクターによる映像空間演出を、本日11月30日よりレストラン「Casita」の本店となる青山店にて開始した。

レストラン「Casita」青山本店にエプソンの映像空間演出システムが導入

同社がラインナップするライティングモデルプロジェクターを用いた「プロジェクションマッピング」により、映像演出を行う取り組みとして行われたもの。

使用されたのは「EV-100」3台、「EV-105」5台(関連ニュース)。映像の投写を行うだけでなく、スポットライトとしても活用できるというレーザー光源搭載プロジェクターだ。

「EV-105」

その特徴は円形の形状、360度自由に変更できる投写角度、映像を窓の形にするなどのアレンジが行える点にある。実際に会場では、その設置自由度の高さを活かし、既存のライティングレールにそのほかの照明と一緒に取り付けられていた。

「EV-105」が天井のライティングレールに設置された様子

またプロジェクションマッピングからイメージされるような大がかりなものではなく、スポットで映像演出が行えることもポイントだ。今回の投写内容は背景イラストだけがプリントされたA2サイズの額縁が壁面5箇所に飾られており、そこに楽器を持った人物を映し出すというもの。音楽に合わせて、楽器を演奏するアニメーションが表示され、食事を楽しむための場所に合った雰囲気を演出してくれる。

楽器を持つ人物が映し出されている

EV-100/EV-105は3LCD方式を採用しており、輝度は2,000ルーメンを確保。ビルの3階に位置するメインダイニングの窓からは日差しが降り注ぎ、それなりの明るさがあったものの、明瞭な描写が実現されていた。

音楽やシーンに合わせて映像がアニメーション変化する

6階ラウンジでは、テーブルの上に置かれたカップにEV-100を用いて映像を投写。搭載される赤外線センサーのセンシング機能を活用して、飲み物の入ったカップの動きに合わせて映像が追従するデモも行われた。これは誕生日や祝いの席など、サプライズで行う映像演出として想定されているという。

6Fラウンジでの空間演出イメージ

そのオペレーションはタブレットデバイスから行う。シンプルなUIで、システムを導入した店舗のスタッフが悩むことなく操作できるよう工夫されている。

会場では、エプソン販売(株) 取締役 販売推進本部長 小川浩司氏が「Casitaでは、食事とおもてなしでお客様に幸せな気持ちになっていただくことを大切にされており、エプソンは映像を用いて感動と驚きを提供するというコンセプトを持っている。それぞれ共感を持ち、今回の取り組みが実現できた。プロジェクターを使った空間演出はまだまだ我々が進出できていないところ。この取り組みを広げていくことで、我々はビジネス進出のチャンスになり、そしてレストランにお越しになるお客様にもより高い満足を感じていただくことができればと考えている」と挨拶。

小川浩司氏

またエプソン販売(株)販売推進本部 VPMD部長 蟹澤啓明氏は「プロジェクターの良さは、大きな画面、様々な形状の画面が生み出せることにある。それを活かすことができる空間演出に、エプソンでは数年力を入れて取り組んできた。イベントやカラオケボックスなど、多くの人が集まる場所で活用されることが多いが、感動が提供できるのはレストランやウェディングといった場だと考えている。お客様に合わせた体験価値をお届けする演出で、Casitaのおもてなしの思いを感じ取っていただければと思う」とコメントした。

蟹澤啓明氏

演出内容については、プロジェクションマッピングの映像演出を手がける(株)SYM-DIRECT 代表取締役 長崎英樹氏が「建物に映し出すような演出はひと段落した感があり、2020年に向けて小規模な会場での需要が拡大してきた。従来は派手でインパクトがあり、驚かれるような演出が多かったが、それは反面、飽きられやすいということが言える。今回はCasitaの雰囲気や通われているお客様に合った、優しい映像を心がけた。5人のミュージシャンが、お客様を歓迎する音楽を奏でるというもので、耳馴染みにある楽曲を編曲している」と説明を行った。

長崎英樹氏

そしてサニーテーブル 取締役 レストランCasita 青山店店長 高橋健人氏は「Casitaとの未知なるコラボレーションに可能性を感じていただいて、今回の取り組みが実現できた。常に創造し、挑戦していくことを誇りとしたい、というエプソンの理念に共感し、私たちも同じく歩んでいければ」と今回の取り組みについて述べた。

高橋健人氏

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