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ワイヤレス接続の利便性も確認

コンテンツ急増中のいまが“買い時” 、エプソン「EH-TW8300W」で4K/HDRを大画面視聴

公開日 2018/02/14 10:00 山本 敦
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リビングにプロジェクターを導入し、より大きな画面で没入感あふれる映像を楽しみたいけど、4K/HDR対応プロジェクターは値段が高いし、設置も面倒そう…と二の足を踏んでいる方もいるだろう。だが今どきの4K/HDRプロジェクターは、価格や設置の自由度もだいぶこなれてきている。

今回はエプソン「EH-TW8300W」のワイヤレス映像伝送や、スティック型のHDMIストリーミング端末を組み合わせ、様々なコンテンツを楽しむ方法を紹介したい。

「EH-TW8300/W」

4K/HDRのワイヤレス伝送が自由な設置性をもたらす

エプソンのEH-TW8300Wは “dreamio” シリーズにラインナップするホームシアター向けの液晶プロジェクターだ。4K/HDR対応(*註)のホームプロジェクターで30万円台という手頃な価格。長年に渡ってブラッシュアップされてきた“dreamio”シリーズの安定した高画質が、マニアから一般のホームシアターファンまで広く支持を集めるロングセラー機だ。

EH-TW8300Wは発売以来、PHILEWEBでも多くの記事で取り上げられてきたモデルだが(関連記事)、今回のレポートでは、4K/HDR映像の無線伝送技術「WirelessHD」がプロジェクター設置をどれだけシンプルにできるかを確認したい。

iPhone7 Plusを並べると、「WirelessHDトランスミッター」の小ささがわかる

WirelessHDは60GHz帯(ミリ波)を使った高速無線伝送技術。その特徴は、通常はHDMIケーブルなどを使って有線接続でプレーヤー機器から送り出される映像・音声の信号を、無線で送受信できることだ。WirelessHDの送受信機が無線通信可能な範囲は、見通し距離で水平10m前後にも到達する。

つまりプロジェクター本体とプレーヤーをケーブルで物理的につなぐ必要がなくなるため、機器周辺の美観が向上するだけでなく、長尺のHDMIケーブルを用意する必要がなくなり、プロジェクターの設置自由度が大いに高まる。

EH-TW8300Wはプロジェクターと本体に付属するワイヤレスHDトランスミッターのペアで、4K/HDR映像のワイヤレス伝送を実現している。4Kなどの高画質映像コンテンツに対応した最新の著作権保護規格であるHDCP2.2もサポートした。本稿執筆時点でも、WirelessHD技術を搭載して4K/HDR映像をワイヤレスで楽しめるホームプロジェクターは、本機のほかに見当たらない。

「WirelessHDトランスミッター」の背面部にはHDMIを入力3系統/出力1系統に、光デジタル出力を1系統備える

プレーヤーとWirelessHDトランスミッターをHDMIで接続。トランスミッターから送信した非圧縮の映像信号をプロジェクター内蔵のレシーバーで受け、映像を大画面に投写する。トランスミッターとプレーヤーはHDMIケーブルで接続するが、互いの機器を近付ければ短いケーブルでスマートに設置できる。

スクリーンの正面にプロジェクターを置けない場合には、本機が搭載する、上下96%/左右47%対応で画質劣化が少ない光学レンズシフト機能が心強く感じられるだろう。レンズは2.1倍電動ズーム対応で、スクリーンに投写した画面の上下歪みを補正する機能も搭載。本格的なプロジェクターを使ったことがない方も、本機のシンプルな操作性にはすぐに馴染めると思う。

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