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ケーブル一体型で両対応は初

【ヘッドホン祭】エレコム、LDAC/aptX HD両対応のケーブル一体型Bluetoothイヤホン。MMCXケーブルも

公開日 2018/04/28 14:55 編集部:風間雄介
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エレコムは「2018 春のヘッドホン祭」会場において、LDAC/aptX HD両対応のケーブル一体型Bluetoothヤホンと、MMCX対応のBluetoothケーブルを発表した。

価格はともにオープンだが、Bluetoothイヤホン「LBT-HPC1000」シリーズは22,800円前後、Bluetoothケーブル「LBT-HPC1000RC」は19,800円前後での販売が予想される。ともに発売時期は6月上旬となる。

Bluetoothイヤホン「LBT-HPC1000」シリーズ

Bluetoothケーブル「LBT-HPC1000RC」

両モデルとも、同社のフラグシップシリーズである「music artisan」の製品として発売する。SBC/AAC/aptXに加え、LDAC/aptX HDにも対応しているのが最大の特徴。LDACでは96kHz/24bit、aptX HDでは48kHz/24bitの伝送が行える。なお、Bluetoothのバージョンは5.0。

イヤホン「LBT-HPC1000」はケーブル一体型のイヤホンとなり、同社オーディオエバンジェリストの遠藤稔也氏は「このタイプとしてLDAC/aptX HDに両対応したのは、恐らく本機が初めて」と紹介する。

エレコム オーディオエバンジェリストの遠藤稔也氏

両機種の概要

またイヤホンは、ケーブルまで含めて21gという軽量さも特徴。さらに、この軽さで6時間の連続再生が行える。遠藤氏は「通勤・通学の往復はもちろん、大阪-東京間の往復も大丈夫」とアピールする。なおケーブル長は55cmとなる。

イヤホン部は「EHP-CH1010」を継承しており、φ9.4mmのドライバーと大口径の前置マグネットを搭載。CCAWボイスコイルも装備している。また、ドライバーとボールピース、マグネットを同軸に配置する、同社おなじみの構造「Magnetic Turbo Axial Port」を採用していることも特徴だ。再生周波数帯域は5Hz〜45kHz。

「LBT-HPC1000」シリーズの概要

イヤホンのハウジングは高剛性の真鍮製。またイヤーチップについても「デプスフィットイヤーキャップ」を採用し、奥行き2段階で調整が可能。また内外の硬度を変えることで密閉度を高めている。

なお、リモコン部に搭載されたLEDランプの点滅や色で、接続中のコーデックを表示する機能も搭載する。さらにiPhoneとの接続時には、iPhoneにバッテリー残量を表示できる。

またリモコン部は、通話できるMEMSマイクも搭載。ボタン操作で音声アシスタントを呼び出すこともできる。

リモコン部も多機能

MMCX対応のBluetoothケーブル「LBT-HPC1000RC」

本機は、LBT-HPC1000からイヤホン部を取り去り、MMCXコネクターを備えることで、多くのMMCXイヤホンをワイヤレス接続可能にする製品。

本体の質量は約12g。MMCXコネクター形状についても、なるべく汎用性の高い形にすることで、多くのイヤホンに使えるようにした。エレコム製品ではEHP-SH1000、EHP-R/HH1000、EHP-RH2000の3モデルが対応している。

レコム製品ではEHP-SH1000、EHP-R/HH1000、EHP-RH2000の3モデルが対応している

リモコン部の仕様はEHP-CH1010とほぼ同等とのことで、コーデックを表示する機能、iPhoneでのバッテリー残量表示機能、音声アシスタント呼び出しボタン、MEMSマイクも備えている。なお、Bluetooth PowerはClass 1を採用し、電波強度を一番強くしているという。「それでも6時間のバッテリー持続時間を実現した」と遠藤氏は胸を張る。

なお発表会では、同社商品開発部の杉本善朗氏もあいさつ。杉本氏はBluetoothヘッドホンの国内市場について、「現在は販売程度がBluetoothになってきている」と述べ、その中でエレコムはがナンバーワンシェアを獲得していることも紹介した。

エレコム 商品開発部の杉本善朗氏

Bluetoothヘッドホンの国内市場とエレコムの構成比

エレコムは2007年からBluetoothイヤホン市場に投入し、古くからワイヤレスイヤホンに取り組んできた。「10年以上の歴史の中で、新しいトレンドを次々に取り込んできた」と杉本氏は説明し、同社のイノベーティブな商品開発の姿勢を強調した。

10年以上にわたる商品展開の実績がある

また杉本氏は「意外にいい音、エレコム。」という同社のキャッチコピーにも触れ、「このコピーに恥じないよう、より良い音の製品を投入していきたい」と今後の展望にも触れた。


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