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フリーフォームディスプレイの新モデルなども発表

<CEATEC:動画アリ>シャープ、スマホ内蔵ロボット“RoBoHoN”。新ビジョン「AIoT」発表でAQUOS新UIも

公開日 2015/10/06 15:56 編集部:小野佳希
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メールや電話の着信を知らせたり、“背中”に搭載したQVGA解像その2インチ液晶ディスプレイにメールや各種メッセージを表示したりといったことや、ハンズフリー通話などに対応。各機能は“RoBoHoN”との音声対話で操作可能で、ロボットとして様々なコミュニケーション動作やキャラクター性によって自然な対話を実現しているという。

会見では将来的な使い方のイメージも紹介。通常のスマートフォンのように通話したり、プロジェクターで料理の盛り付け例をお皿に映し出したりといったシーンが紹介された

また、座った状態から自分で立ち上がったり、二足歩行も可能。加えて、音楽にあわせて踊ることなどもできるほか、顔認識でユーザーを識別する。通信方式は3G/LTE/Wi-Fiに対応し、CPUはクワッドコア/1.2GHzのMSM 8926を採用している。



ロボットクリエイター高橋智隆氏(株式会社ロボ・ガレージ代表取締役)と共同で開発し、高橋氏のロボット技術とシャープの携帯電話技術を融合させた「次世代の携帯情報通信端末」だとしている。二足歩行が可能なヒューマノイドロボットとしては極めて小型のサイズ(高さ約19.5cm)を実現した点も特徴で、衣類のポケットや鞄などに入れて、屋外へも手軽に持ち運んで使用できるとしている。

本体背面

顔の部分にはカメラやプロジェクターを装備

スマートフォンの機能をロボットに内蔵させたことについて、高橋氏は「対話機能を備えた家電はすでに世に出ているが、実際に話しかけている人はなかなかいないのではないか。それは、四角い箱には心理的障害を感じるからだ」とコメント。「一方、(特になんの機能もない)金魚やヌイグルミには話しかける人も多い」とし、人型のロボットにこそ対話機能はふさわしいと説明。「このロボホンによって、ロボットをひとり1台、ポケットに入れて暮らす。そんな時代が近づいたのではないか」とした。

高橋智隆氏

また、シャープの長谷川氏は「技術を誇示するためのものではなく、実際にお客様にお届けするためのもの」だとロボホンについてコメント。「買って終わりではなく、どんどん進化していくことが一番重要だ。多くの企業と連携してサービスを広げていくことで、ロボホンの使い方も広げていく」と述べた。

話しかけやすい姿と音声対話UIでサービスをもっと気軽に楽しくすると説明

■AQUOSの新UIなどをCEATECで披露

前述のAIoTにもつながるのが、現在同社が各ジャンルの製品で展開している「ココロエンジン」だ。今回のCEATECでは、“ともだち家電”や“エモパー”などを実現させている独自のAI技術であるココロエンジンをさらに深化、拡大していく横断プロジェクト「ココロプロジェクト」をメインテーマにブースを展開していく。

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