対応テレビ発表にあわせる

HDR技術“Dolby Vision”収録4K VOD配信に向け、ドルビーとワーナーが協業

ファイル・ウェブ編集部
2015年01月07日
ドルビーラボラトリーズは、ワーナー・ブラザース・ホームエンターテインメントとの協業を発表。同社のハイダイナミックレンジ技術「Dolby Vision(ドルビービジョン)」でマスタリングしたワーナーの4Kタイトルを、2015年初旬にコンテンツ配給事業者へ提供することをアナウンスした。

ドルビービジョンは、映像再生時に輝度・コントラスト・色再現性を向上させるドルビーのハイダイナミックレンジ映像技術で、ちょうど1年前に開催された「2014 International CES」の会場で発表された。カメラでの撮影・キャプチャーからポストプロダクション、圧縮信号の伝送、ディスプレイへの表示まで、End to Endで一貫した高画質化のための技術体系を構築していることが特徴となる(詳細はこちら)。

これまでにドルビービジョンに対応するコンテンツは、ネットワークから直接テレビなど表示機器の内蔵デコーダーに送り込む配信サービス形態になることがアナウンスされており、同技術を採用したコンシューマー向けテレビ、およびVODをプラットフォームとしたコンテンツサービスとしての提供が想定されていた。

なおCES 2014の発表時には、シャープ、TLC、VIZIOがドルビービジョン搭載のテレビを試作・展示し、コンシューマー向けビジネスモデルを提示していた。またコンテンツプロバイダーからも、Microsoft Xbox Video、Amazonインスタント・ビデオ、Netflix、VUDUなどのVOD事業者が賛同していたが、対応機器や対応サービスが一般向けに提供される具体的な時期は未定とされていた。

今回、初めて配信事業者向けに4K作品を含むドルビービジョン採用コンテンツの提供がアナウンスされた形となる。現時点でラインナップされているタイトルは、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』『イントゥ・ザ・ストーム』『LEGO ムービー』などで、これらについては「FilmLight Baselightシステム」という技術でリマスタリングされたものとのこと。

なおドルビーでは本件について、「ドルビービジョンに対応するテレビの発表にあわせて初回ラインナップ作品を準備する」としており、同技術に対応するテレビ製品の登場が期待される。

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