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各社のDAC内蔵ポタアンに注目が集まる

<ポタフェス>Resonessence Labs「Herus」/Lightning直繋ぎ対応「AK10」/iFi「nano iDSD」など

公開日 2013/12/21 22:13 ファイル・ウェブ編集部
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東京・秋葉原で12月21日・22日に開催される「第4回ポータブルオーディオフェスティバル2013 in 秋葉原」。ここではエミライ、アユート、トップウイング、eme audioの各ブースの模様をお伝えする。

■エミライ

エミライのブースでは、同社が取り扱うカナダ BCIC Designs Inc社のオーディオブランドであるResonessence Labsの各製品が展示された。中でも特に多くの来場者が試聴していたのが、非常にコンパクトなUSB-DAC/ヘッドホンアンプ「Herus」(関連ニュース)だ。

Resonessence Labs「Herus」

エミライの島 幸太郎氏は、本イベントを主催するe☆イヤホンの大井社長へのリスペクトを込めてアフロヘアーでブースに立った

入力はUSB B端子1系統のみで、5.6MHz/2.8MHz DSDの再生が可能。PCMも352.8kHz/24bitまでの再生に対応する。出力はヘッドホン1系統(ステレオ標準端子)のみで、32〜600Ωと幅広いインピーダンスのヘッドホンに対応する。

また、ブースにはResonessence Labsの最上位DACである「INVICTA」の新バージョン(関連ニュースも展示。ライン出力用、ヘッドホン出力用に1基ずつESS製DAC「ES9018」を搭載している。

また、近日中に「INVICTA」の新ファームウェア6.0.0がリリース予定とのこと。このアップデートでは、SDカード経由でのファイル再生時の日本語曲名表示に対応する。また近い将来のアップデートで、AES/EBU、同軸デジタル、光デジタルの各端子からデジタル出力されたDSD信号を受けられるようになる見通しだという。

「INVICTA」の新バージョンは日本語表示対応の近日公開予定ファームウェアで登場

USB-DAC「CONCHERO HD」(左)とDAC内蔵ヘッドホンアンプ「CONCHERO HP」(右)

他にも、5.6MHz DSDにも対応したUSB-DAC「CONCHERO HD」やDAC内蔵ヘッドホンアンプ「CONCHERO HP」も展示されていた。

■アユート

アユートはiriver「Astell&Kern」の各製品を展示していた。特にアピールされていたのは、先日のアップデート(関連ニュース)でLinghtningコネクターからの直接接続での96kHz/24bit入力に対応したDAC内蔵ポータブルヘッドホンアンプ「AK10」(関連ニュース)だ。

Astell&Kern「AK10」

本機はiPhoneなどのLightningコネクター搭載機器と専用ケーブルで接続するが、30pinコネクターと接続できる専用ケーブルも参考出展された。その他、豊富なカラーバリエーションを揃えた専用ケースも展示されていた。

「AK10」と参考出展された30pin専用ケーブル

「AK10」専用ケース

同ブースでは、Astell&Kernのハイレゾ対応プレーヤー「AK120」や「AK100MKII」を試聴するために多くの来場者が列をつくっていた。AK100MKIIのデジタル出力を用いてCEntrance「HiFi-M8」やRATOC「REX-KEB02AK」など、DAC内蔵のバランス駆動対応ポタアンと組み合わせるデモも行われていた。

Astell&Kern「AK120」

「AK100MKII」をCEntrance「HiFi-M8」やRATOC「REX-KEB02AK」と組み合わせてのデモも行われた

■トップウイング

トップウイング・ブースでは、同社が取り扱うiFi Audio、HiFiMANなどの製品を中心としたデモンストレーションが行われていた。

iFi-Audioは、先日発表されたDAC内蔵ヘッドホンアンプ「nano iDSD」、ヘッドホンアンプ「nano iCAN」(関連ニュース)などをメインにデモンストレーションを行っyている。

iFi-Audio「nano iDSD」と「nano iCan」

Android端末と接続してのデモが重点的に行われた

発売が迫っていることもあり、特に重点的にデモが行われていたのが、5.6MHzのネイティブ出力に対応するポータブルヘッドホンアンプ「nano iDSD」。PCMは最大384KHz/32bitまでサポート。内蔵リチウムイオンバッテリーで駆動する。同ブースでは、特にAndroid端末と組み合わせてもハイレゾ再生ができる点をアピールしていた。

また“micro”シリーズ専用の小型ラックも展示。来年には製品化されるとのこと。なおiFi-Audioは来年、据え置き型の新製品も予定しているという。

microシリーズを収納可能な専用ラックも発売予定

HiFiMANは、12月10日に発売されたポータブルプレーヤー「HM700」(関連ニュース)をメインに展示していた。本機はバランス出力に対応し、バランス駆動対応の同社製イヤホン「RE-400」とセットで販売される。

Hi-Fi MANのポータブルプレーヤー新製品「HM700」

HiFiMANの製品では他にも、ハイレゾ対応ポータブルプレーヤー「HM-901」やヘッドホン「HE-300」が展示されていた。また、先日ナイコムが取り扱い開始を発表したばかりの英グラスゴーのブランドRHA(関連ニュース)のイヤホンも出展されていた。

HiFiMANのハイレゾ対応ポータブルプレーヤー「HM-901」

HiFiMANのヘッドホン「HE-300」


RHAのイヤホンも展示されていた
■eme-audio

eme-audioはLightningコネクターと直接接続できるDAC兼ヘッドホンアンプを参考出展。いくつかのタイプが展示されていたが、最上位モデルについてはESS製のDACチップとTI製のヘッドホンアンプを搭載しているとのこと。価格や導入時期は未定という。


Lightningコネクターと直接接続できるDAC兼ヘッドホンアンプを複数モデル展示していた
またイヤホンの新製品も参考出展。型番は未定だが、ダイナミック型+BA型のハイブリッドタイプのロープライスバージョンとのことだ。同社のイヤホンの現行ラインナップについても多数展示していた。


ダイナミック型+BA型のハイブリッドタイプ・イヤホンのプロト機

現行製品も多数展示していた
同社は他にも、DSDに対応したDAC内蔵ポタアンや、Bluetoothを内蔵したコンパクトなオーディオシステムなども出展していた。


DSDに対応したDAC内蔵ポタアン

Bluetoothを内蔵したコンパクトなオーディオシステムも展示

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