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IPS TrueHDパネル採用スマホなどの展示も

<CES>LGブースレポート − 55型有機ELに大きな注目/スマートTVや3Dも大々的にアピール

公開日 2012/01/12 12:08 AV REVIEW編集部:長濱行太朗
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別項でお伝えしたとり、LGのプレスカンファレンスでは同社が掲げるスマートTV/CINEMA 3Dの2012年の方向性が明らかとなった。また話題を集めているのが55型の有機ELテレビ「55EM9600」の登場だ。同社ブースにも「55EM9600」の実機が展示され注目を集めていた。

LGブースの入口は来場者で人垣ができており、来場者たちの期待値の高さがうかがえる。ブース入口の大画面には超大型の3D映像が流れていた

入口ではすぐに3Dメガネを手渡される。ブース内は常に3Dメガネをかけたままでも良いほど、3D内容の展示で溢れている

■ブース入口で来場者を待ち受ける「55EM9600」

超大画面の3D映像が流れるブースの門を潜ると、すぐそこに有機ELテレビ「55EM9600」が立ち並ぶ。来場者は皆そこで足を止め、しきりに流れる3D映像を観覧していた。

55EM9600の3D映像。棒高飛びの選手が目の前に飛び出してきそうな映像。メガネは偏光のものを使用

横から55ME9600を撮影。極度に薄い筐体だ。ディスプレイ部分に電源端子なども搭載している

有機ELパネルの前面に張られたカラーフィルターにはRGBWのものを使用している。コントラストは従来の液晶モデルの50倍以上になるという。

チューナー部は土台部分に内蔵、ディスプレイ部分とチューナー部はケーブルでつながっているが、HDMIケーブルと同等の内容の伝送が可能な、形状がケーブルを使用しているという。また価格や日本での販売については未定。

■LGが提示するスマートTV

LGが提唱するスマートTVとしての様々なコンセプト「Smart Share Plus」の中のひとつに「Network File Browser」というものがある。そのコンセプトに沿った展示が「Smart Content Browser」だ。

スマートフォン、タブレット、PCなどのネットワークの中心にスマートTVがあり、スマートTVのブラウザー表示からコンテンツの再生などを行う。またモバイル機器やタブレットで各製品をコントロールし、そしてコンテンツの再生やコントロールなど、ネットワークを介してシェアする環境化を同社製品で作り上げていくというものだ。

テレビの画面で各製品内に入っているコンテンツを観覧。コンテンツを広い環境下でシェアできるたのしみを提案する

モバイル機器やタブレットなどでテレビなどを操作する、モバイル機器やセカンドテレビなどでテレビ内の情報を共有する

スマートTVやネットワークの操作を直感的に、簡易的に行える入力デバイスとして「マジックリモコン」が存在する。通常のテレビのリモコンのように多数のボタンで操作するのではなく、ホイールでの操作や音声認識、ジェスチャーなどで操作することで、より直感的なコントロールが可能となる。

マジックリモコンは2モデルをラインナップ。通常のホイールで操作するだけのものと、ホイール操作に加え音声認識もおこなえるモデルがある。

次ページ「CINEMA 3D」テレビのほかNASやスマホも展開

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