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「PowerShot G1X」などを発表

<CES>キヤノン、Wi-Fi内蔵の新ビデオカメラ6機種/デジカメは噂の大型センサー搭載機がベールを脱ぐ

公開日 2012/01/11 19:58 会田肇
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HF Rシリーズでは、フルHDに最適化した画素数のCMOSセンサーを新搭載。HF Mシリーズに比べてセンサーサイズは小さいものの、オンチップレンズやカラーフィルターの透過率改善も図られている。

Rシリーズの最上位モデルHF R32

外観は変わらず、メモリー違いモデルが2機種。最廉価のR300はメモリーを搭載しない

ズーム機能は、HF Mシリーズが従来と同じ光学10倍。HF Rシリーズは光学32倍で、劣化の少ない電子ズームで51倍にまで拡大できる「アドバンストモード」が備えられた。

両機種とも手ブレ補正で大きな進化を遂げたことも見逃せない。「マルチシーンIS」と呼ばれるもので、撮影状況に応じて4種類のIS制御をカメラが自動的に切り替えてくれる。

4種類のIS制御は静止時の小さな手ブレから歩き撮りの大きな手ブレまでを制御するデフォルトの「ダイナミックIS」がメイン。これに望遠撮影で効果的な「パワードIS」、広角側のマクロ撮影領域で角度ブレに加えてシフトブレまでも補正する「マクロIS」、そして三脚に載せたことを認識して補正モードを自動停止する「三脚モード」があり、これをカメラが自動判断して最適制御を行うのだ。

さらに、HF Mシリーズでは音へのこだわりもある。撮影画面に合わせてシーンモードを指定すると、その場に合わせた最適な音声モードで記録できるのだ。モードは「スタンダード」「音楽」「スピーチ」「森と野鳥」「ノイズカット」の5種類。画面上でワンタッチ切り替えができ、操作が簡単なのも使いやすそうだ。

両機種ともサイズがグンと小さくなったこともアピールポイントだ。HF Mシリーズはファインダーがなくなり、スリム感が高まった。よりコンパクトになったのはHF Rシリーズで、従来機よりも容積比で20%もサイズダウンしたという。

HF Mシリーズ、HF Rシリーズともに北米では3月より発売される予定で、価格はHF M52が749.99ドル、M50が649.99ドル、M500が549.99ドル。HF R32は549.99ドル、R30が 449.99ドル、R300が349.99ドルとなる。

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