「PowerShot G1X」などを発表

<CES>キヤノン、Wi-Fi内蔵の新ビデオカメラ6機種/デジカメは噂の大型センサー搭載機がベールを脱ぐ

会田肇

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2012年01月11日
北米のカメラショーとして知られるPMAとの同時開催となった今年のCES。すでにCESの常連でもあったキヤノンはベネチアンで開催されているPMAではなくCESの方へ出展していた。ブースの位置も、ステージ配置もほぼ昨年と一緒で、変わったのは望遠レンズでステージが撮影できるスポットを新たに設けたぐらいだ。

そんな中、日本ではまだ未発表であるカメラ系のニューモデルは、ビデオカメラが6機種と、コンパクトデジタルカメラが3機種。日本ではすでに昨年10月に発表されている高級一眼レフ「EOS-1DX」も出展された。

午後になって急に混み出したキヤノンのブース。カメラを中心に配置され、両端にステージと望遠撮影用の高台が設けられた

まずビデオカメラは、「HF Mシリーズ」と「HF Rシリーズ」がモデルチェンジ。HF Mシリーズは最上位で32GBメモリーを内蔵した「VIXIA HF M52」を筆頭に、8GBメモリー内蔵の「M50」、メモリーレスの「M500」の3機種を用意。「HF Rシリーズ」も同様に32GBの「VIXIA HF R32」をはじめ、8GBメモリー内蔵の「R30」、メモリーレスの「R300」の3機種となる。

HF Mシリーズ中、最上位機種となるM52。Wi-Fi、32GBメモリー内蔵と、何でもありのモデル

HF Mシリーズ中、最廉価モデルM500。メモリーは搭載せず、Mシリーズの機能を身近な価格で手に入れられる

両シリーズで最大のポイントは、MP4で記録した動画映像を、内蔵したWi-Fiによってワイヤレス送信できることだ。外出先ではWi-Fi送信したiPhoneを使って動画映像を視聴したり保存したりでき、YouTubeなどへも手軽にアップロードできる。また、自宅では無線LANのアクセスポイント経由でPCへ動画映像を保存できる。DLNAを使って対応TVで見ることも可能になるという。搭載機種はメモリーレス機を除いた4機種。

M52の液晶モニター部を開いたところ

具体的には、例えば結婚式で新郎新婦からのメッセージを撮影し、iPhone経由で動画共有サイトへアップロードするなどという使い方が挙げられる。結婚式に出席できなかった遠方の知人などにもビデオメッセージを伝えることができるのだ。

また、リビングでビデオカメラを操作しながら別の部屋にあるPCに撮影したデータを保存するなどといった使い方も想定できる。なお、このアップロードに必要なiOSアプリは無償でダウンロードできるが、アンドロイド端末には非対応となっている。

このMP4記録はキヤノンのフルHDカメラとしては初のことで、SNS利用者が増えていることを想定した結果の対応だという。ただ、画質は当然AVCHDよりは劣るわけで、AVCHDで撮影した映像をMP4に変換する機能が欲しいところだ。

もちろんカメラとしての進化も見逃せない。まずHF Mシリーズではセンサーに「HD COMOS PRO」を搭載。CMOSセンサーのONチップレンズやカラーフィルターの透過率を高め、従来よりも3%の感度向上を実現したという。画素数やセンサーサイズに変更はなく、フルHD撮影に合わせたジャストな画素数を備える。

機能強化の詳細 − 音質面にもこだわり

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