裸眼3Dディスプレイも開発中

3D対応テレビ・レコーダーでシェアNo.1へ − ソニーBRAVIA&BDレコーダー発表会レポート

ファイル・ウェブ編集部
2010年08月26日
既報の通り、本日ソニーはBDレコーダーと液晶テレビ“BRAVIA”の新モデル10機種を発表した。都内で開かれた発表会には、ソニーの石田佳久氏、ソニーマーケティングの平間陽一郎氏らが登壇し、新モデルの説明や販売戦略説明を行った。


ソニー 石田佳久氏
発表会冒頭に登壇したホームエンタテインメント事業本部 SVPの石田佳久氏は「今回の新モデル発表で、幅広いユーザーのニーズに対応できる3D再生機器のラインナップが整った」と強調。「ソニーはこれまで、デジタルカメラ“α”やサイバーショット、PS3など家庭で3Dを楽しめる環境を整備する機器を送り出してきた。6月に発売した3D BRAVIAは好評で、売り上げも順調に伸びているところ。また9月17日からBlu-ray 3Dのソフトも発売する。ソニーはこれからもレンズからリビングルームまで、トータルに3Dエンターテインメントの拡充に取り組んでいく」と挨拶した。

また、コンテンツの発売について言及。Blu-ray 3Dソフトとして「くもりときどきミートボール IN 3D」「モンスター・ハウス IN 3D」を9月17日に発売するほか、音楽3Dソフトとして「ラン・ラン ライブ・イン・ウィーン」〔9月下旬予定)「CHEMISTRY TOUR 2010 regeneration in TOKYO INTERNATIONAL FORUM」(10/20発売)もリリースを予定している。そのほか、PlayStation Storeでいきものがかりなどの3Dミュージッククリップを提供する。

Blu-ray 3Dをはじめ3Dコンテンツをリリースしていく

続いてソニーマーケティング(株)コンスーマーAVマーケティング部門 ホームエンタテインメントプロダクツマーケティング部の統括部長 平間陽一郎氏が、新モデルのラインナップを説明した。

ソニーマーケティング 平間陽一郎氏

同社によると、デジタルチューナー内蔵録画機の世帯普及率は34%、そしてBDレコーダーの普及率はまだ17%にとどまっているという。「まだまだこれからという段階」と語る平間氏。「今回の新モデルでは、便利な機能を誰にでも使いこなせるよう工夫したのが特徴。BDレコーダーは全てBlu-ray 3D対応で、『パパッと録画』や0.5秒瞬間起動、番組表一発予約、スマートフォンを使った操作などの機能を用意している。またBRAVIA 80Rシリーズは、テレビのリモコンだけで簡単に録画などの操作ができる。地アナ停波をきっかけにテレビを買い換えるユーザーにお薦めしたいイチオシ製品だ。3D BRAVIAだけでなく、3D対応ブルーレイでもナンバーワンを目指したい」と抱負を語った。

BDレコーダーの世帯普及率

以下、発表会で執り行われた質疑応答の一部を掲載する。

Q. 3Dテレビの販売状況はどうか。
A. 3Dテレビの販売状況はほぼ想定通りの動きをしている。国内各社から3Dテレビが登場してきたが、現時点では好調に推移しているとご報告できるだろう。今年は当初の予定通り、全体販売の10%を3Dテレビにするという目標に向かって進めていく考えだ。

Q. 3Dコンテンツは、今年末までにどのくらい発売される予定か。
A. 9月17日に発売される2タイトルを皮切りに、業界全体で年間30〜40本のタイトルが揃うのではないかと考えている。

Q. 国内の3Dマーケットと、そこにおけるソニーの占有率についてどのような予測を持っているか。
A. 現在は各社の製品がようやく揃ったところ。国内市場は好調に推移しており、市場規模は年内に90〜100万台規模に達するのではと予想している。そのうち40〜50万台はソニーが獲得したいと考えているところだ。

Q. これまでソニーは録画テレビに力を入れていなかったと思うが、今回の発表モデルが全て録画テレビになった理由は。また、BDレコーダー市場全体での想定シェアを教えて欲しい。
A. BDがいよいよ普及期になってきたことがひとつ。もうひとつは、これまで録画テレビは使い勝手のよい製品ではなかったが、多くの方に使っていただける操作感を実現できたため、満を持しての登場となった。録画対応モデルは日本向けに開発・販売される。BDレコーダーのシェアだが、国内のBDレコーダー市場は約410万台、そのうちソニーのシェアは22%だ。年末の新製品が追加されたあとは30%のシェアターゲットに向けて頑張っていきたい。

Q. 裸眼の3Dディスプレイについて、開発などはしているのか。また、将来的に3Dディスプレイは裸眼式になっていくと考えているか。
A. 開発は進めている。しかし具体的な商品化のタイミングについては、まだお知らせできる段階に至っていない。3Dディスプレイは、最終的には裸眼に変わっていくのではないかと思う。しかし技術的のみならず価格的な問題などもあるので、そのあたりを精査しながら導入の時期を図っていきたい。

関連記事