CESにて試作機を参考出展

パナソニック、高画質+環境性能を実現する超薄型ディスプレイ技術を発表

Phile-web編集部
2009年01月08日
パナソニック(株)は、画質と環境性能の両立を実現する薄型ディスプレイパネル技術「NeoPDP eco」「NeoLCD eco」を開発した。

こちらは昨年同社が発表した「Neo PDP」技術をさらに進化させたもの。末尾に加えられた「eco」はEnvironmentally Friendly/CO2 Minimizing Manufacturing/Outperforming Technologyを表し、「優れた技術力で、CO2削減をはじめとする環境性能と高画質・高性能を両立する、人や地球にやさしいモノづくり」を意図したものだという。

なお本技術を搭載した試作機が現在開催中のCESに出展されている(関連ニュース)。

■NeoPDP eco − 薄さ/低消費電力/高動画解像度を兼ね備える

NeoPDP eco技術を搭載した42V型PDP

同 50V型PDP

こちらは42V型・50V型の試作機を用意。放電ガスや蛍光体などを改良したほか、放電領域を拡大させる新セル構造と、電力ロスを3分の1に低減する省電力駆動方式を採用。これにより発光効率を従来の3倍に高め、消費電力は3分の1に抑えることを可能とした。

さらに50V型モデルは、パネル構造や回路レイアウトも抜本的に改革することでPDPでは世界最薄となる奥行き8.8mmを実現した。また、映像の動きに応じた発光制御を行う超高速駆動技術を搭載。解像度1,920×1,080のPDPで動画解像度1,080本を実現している。

■NeoLCD eco − 動画解像度1,000本実現/消費電力は年間90kWh

NeoLCD ecoを搭載した37V型LCD

こちらは最薄部27.3mmの37V型液晶ディスプレイ。光透過率を向上させた解像度1,920×1,080のIPSαパネルを採用している。バックライトにはLEDを使用し、独自のAIによって映像に合わせ点灯を局所的に駆動。これにより黒再現力の向上と、年間90kWhという低消費電力を実現したという。さらに、この駆動技術と動き検知/映像補間技術を合わせることにより、動画解像度を1,000本とした。

同社は今後両技術を搭載したモデルの商品化に向けた取り組みを強化するとコメント。無線伝送システムなどと組合せたレイアウトフリーモデルなどの発売が予想される。

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