今年11月から本格稼働

キュー・テックが3D映像編集スタジオを導入

Phile-web編集部

前のページ 1 2 次のページ

2008年10月27日
(株)キュー・テックは、国内のポストプロダクションとして初めて米リアルD社の3Dシステムを導入し、3D編集スタジオをオープン。11月より稼働開始することを発表した。

キュー・テックの3D映像編集対応スタジオ「Grading-1」

今後の3Dコンテンツ普及を見越し、今回以下のようなシステムが導入された。投資額は約1億円にのぼるという。

・2K解像度プロジェクター NEC「NC-800C」
・3D映像用シルバースクリーン Harkness (200インチ)
・Quantel「iQ Pablo 4K」
・デジタルインターメディエイト用大型パネル「NEO」

新スタジオに導入された主な機器

「iQ Pable 4K」に色調整を行う専用パネル「NEO」を搭載した

3D映像の映写には大きく分けて3つの方式がある。カラーホイールによって左右色成分を分割する「ドルビー3Dデジタルシネマ」方式、左右の映像をシャッターで切り換える「X-PAND 3D」方式、そして今回同社が採用した「Real-D」方式だ。これは右目/左目用ソースを特殊なシルバースクリーンに交互に投写。円偏光を利用したメガネで視聴することで立体視を得るものだ。

リアルD方式の3D映像投写方法

本スタジオでは、3D用に撮影した映像の編集や、通常の2次元映像ソースの3D映像変換、3D CG制作などを行う。実際の劇場と同じ環境で作業ができるのも特徴の一つだという。

また、機器の導入に加え、日本ではアニメ作品での3Dコンテンツ制作のニーズが高いだろうということから、(株)マーキュリーシステムと提携し、アニメの3D変換に特化したソフトも開発。これを使用することで短期間で効率よく作業することができるという。

同社は「そう遠くない未来に、3Dコンテンツは広く普及するだろう。キュー・テックとしても体制を整え、この流れに対応したい」と語った。

リアルD社・グリア氏来日「リアルD方式を世界標準に」

前のページ 1 2 次のページ

  • トピック
  • 3D

関連記事