オーディオテクニカ、2008年度の新製品発表会を開催 − 松下社長が会見

2008年10月16日
(株)オーディオテクニカは、今冬以降に発売する新製品発表会を開催した。同社ヘッドホンのフラグシップモデルである“アートモニター”シリーズ(関連ニュース)や、トリプル・バランスド・アーマチュア型インナーイヤーヘッドホン(関連ニュース)などのほか、アナログ関連、マイクロホン関連の注目新製品が多数発表された。


(株)オーディオテクニカ 代表取締役社長 松下和雄氏
それぞれ発表された新製品に関する詳細は別項でお伝えする。本項では発表会の冒頭に登壇した、代表取締役社長の松下和雄氏による同社の活動報告についてご紹介する。

はじめに松下氏は同社の売上推移を公表した。松下氏は「2007年度は286億円を達成した。09年3月には本年度の売上高が確定するが、社員一同全力を尽くして300億円を目指して頑張りたい。昨今は世界的な経済不況が伝えられ厳しい環境にあることは確かだが、これに屈することなく当社はますます力強く発展して行きたい」と意気込みを語った。


2007年までの売上推移の紹介

商品カテゴリー別では光ピックアップ、マイクロホン、ヘッドホンの順に売上構成が形作られているという
続いて松下氏は同社の主な取り扱い製品から、注目ジャンルに関する最新トピックスを紹介した。マイクロホンの分野では同社初の製品を1978年に市場投入して後、今年が30周年のアニーバーサリーイヤーになる。松下氏は「市場参入当初は困難も多くあったが、高性能な製品にこだわり続けてきた当社のものづくりの姿勢が多くの方々から支持をいただき、今では世界で高いマーケットシェアを獲得している。今年はビジネスマイクの“99シリーズ”をリリースして、とてもご好評をいただいている」と語り、マイクロホン分野での好調をアピールした。ヘッドホン分野では「女性をターゲットに発表した“ATH-CK1”シリーズや“ATH-FW3”シリーズが人気を博し、ヘッドホン市場での女性ユーザー拡大に貢献している」とし、冬の“女性向け”新製品としてラインナップする、ハウジング部に陶器の質感を持たせた「ATH-FW5」のリリースにも期待を示した。

初のマイクロホン製品を市場投入してから今年が30周年になる

ビジネスマイク“99シリーズ”が好調


同社のマイクロホン製品はグラミー賞の舞台でも様々な有名ミュージシャンから支持を集めている

2002年からはサマーソニックのイベントサポートも開始

女性向けヘッドホンもユーザー層の拡大に貢献している製品
また同社の全般的な活動内容に関する報告も行われた。今年の夏に開催された北京オリンピックでは、同社が会場各所に使われたマイクロホンを全面提供し、世界が注目するスポーツの祭典を強力にサポートした(関連ニュース)。今年の7月18日には台湾の台北市に営業所兼ショールームを開設。松下氏は「当社の全ラインナップが試聴でき、気に入った製品をお買い求めいただけるサービスも設けたところ、現地ではブランド直販ショップの人気が高く、予想以上に好評をいただいている」と語り、台湾でのビジネスが好スタートを切ったことを伝えた。ほかにも本日10月16日よりモバイルサイトを開設したことや、今年から優秀な学生を支援するため財団法人オーディオテクニカ奨学金を設立したことなどが松下氏より報告された。

北京オリンピックの会場ではオーディオテクニカのマイクロホンが活躍した

台北市の営業所兼ショールーム


モバイルサイトもオープン

同社運営の奨学金も設立された
(Phile-web編集部)

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