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<CES2008:松下電器>北京五輪に向けSD-HDDハイブリッドカムや46型PDPなど発表

2008/01/07
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松下電器産業のプレスカンファレンスでは、“サプライズ"と言えるような大きな発表は行われなかった。現地時間の1月7日午前に、AVCネットワークス社 社長の坂本俊弘氏のキーノートスピーチが行われるためで、噂されている超薄型プラズマなど、重要な発表はそこで明らかにされるものと思われる。

最初に登壇したのは北米法人の社長を務める山田喜彦氏。同氏は、パナソニックが北京オリンピックの公式パートナーであることを紹介し、VIERAが同大会の公式HDTVに選ばれたこと、またカメラなど放送機器も多数納入していることなどを説明した。

北米法人の社長を務める山田喜彦氏

VIERAは北京オリンピックの公式HDTV

エコロジーに対する取り組みも説明。シャープ、東芝とリサイクルを共同で行う新会社を設立

また、CEAの最近の調査で、北米の世帯の半数がDTVを所有し、そのうち半数がHDTVであるという結果が出たことを紹介し、同社が98年8月に初めてHDTVを投入してから、長い道のりだったと振り返った。

また同氏は、HDTVがライフスタイルをどう変えるかを、ドキュメンタリータッチでまとめた「Living in High Definition」という番組を制作していることを紹介。実際の家庭にVIERAやSDビデオカメラ、BDプレーヤーなどを提供し、そこでムービーを撮ったり、HD番組を楽しんだり、といった模様を撮影している。対象は今年3月までに30家族に増やすのだという。

同社の新製品については、パナソニック コンシューマー エレクトロニクス カンパニー プレジデントのShiro Kitajima氏が説明した。VIERAは北京五輪に向けラインナップを拡大するとし、PDPでは46型の「TH-46PZ850」を、さらに液晶では、北米でこれまで展開していなかった37型モデルを新たに投入する。

パナソニック コンシューマー エレクトロニクス カンパニー プレジデントのShiro Kitajima氏

46型のプラズマテレビを投入

BD関連では、すでに発表済みの、500ドルを下回る価格が特徴のプレーヤー「DMP-BD30」のほか、BDプレーヤーを内蔵した5.1chホームシアターシステム「SC-BD100」を投入。iPodドックやAVCHD再生が可能なSDカードスロットも備えている。

500ドルを切るBDプレーヤー「DMP-BD30」

BDプレーヤーを内蔵した5.1chホームシアターシステム「SC-BT100」

ビデオカメラは、新モデルが大量に投入される。「HDC-SD9」はSDカード対応のAVCHDカメラで、3月に発売する。世界最小のフルHDカメラと謳っている。また、SDカードスロットと60GB HDDを両搭載したハイブリッドカメラ「HDC-HS9」も同じく3月に発売する。SDとHDD間で、ワンタッチダビングが可能。価格は1099.95ドル。

HDC-SD9。世界最小のフルHDカムと謳っている

SDスロットとHDDを一台に集約したハイブリッドカム「HDC-HS9」

SDカメラでは、重量が180g以下と非常に軽量な「SDR-S7」(299.95ドル)や、1.5mまでの防水機能や防振機能などを備えた「SDR-SW20」(399.95ドル)も用意される。また、DVDカムでも42倍光学ズームレンズを備えた「VDR-D50」(349.95ドル)が新たに発売される。いずれも個性が際だったモデルだけに、国内発売を期待したい。

防水機能搭載のSDカム「SDR-SW20」

32GBのSDHCカードも発売する

さらに、32GB SDHCカードの発売も発表。「Class 6」の転送速度を世界で初めて実現した製品で、フルHD映像を5.5時間記録できる。

(Phile-web編集部・風間)

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