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2006年年頭アンケート<メディア編>「松下電器産業」

公開日 2006/01/05 00:19
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松下電器産業(株)パナソニックマーケティング本部 商品企画グループ グループマネージャー 藤井正義氏
SDカード市場創造へ向け3つのポイントで取り組んでいく

Q1:メディアを取り巻く環境は、激しく変化しています。2006年の記録メディアのビジネスを
どのように展望されますか。

メディアはデジタル化、小型化&大容量化、耐振動性&セキュリティ化の3拍子を求め、近年急速に進化してきた。特にデジタルカメラはもとより、携帯電話、パソコン、ポータブルオーディオ、ムービー用まで、小型メモリーカードの普及は急拡大中である。その中でもSDメモリーカードは70%を占め、業界のデファクトスタンダードになった。

高品位なのに高圧縮化できるデジタルフォーマットが今後も出てくるが、それに伴って、SDカードの便利さが想像を超えるスピードで高まると予測する。

当社は現在そのSDカード市場で、ダントツの占有率があり、圧倒的No.1であるが、SDスロットを搭載するAV機器の数をさらに増やし、その便利さを広げる用途を拡大することでメディアビジネスのさらなる拡大を図って参りたいと考えている。

Q2:2006年の事業展開の中心として据える商品ジャンルについて、市場創造ならびに付加価値化へ向けてどのような提案・展開をお考えですか。

いうまでもなくSDメモリーカードがメディアの中心であるが、需要創造、市場喚起には3つのポイントで取り組んでいく。

ひとつはSDカードスロット搭載商品の拡大である。今搭載されていない商品でSDスロットがあると便利さが飛躍的に向上する商品には積極的に搭載していく。

次に、SDカードでのネットワーク用途を拡大していく。簡単&便利の追求は当然のこととして、様々なAV機器とセットで使うともっと楽しい、もっと生活が豊かになるようなソフト提案に取り組んでいく。

3つ目は品種の拡大である。データ向け、静止画向け、音楽向け、本格的な動画向けなど必要に応じて容量・データ転送速度・セキュリティの3要素をきめ細かく作り分けし、商品化することで、様々な需要に応えて参りたいと考えている。

(Senka21編集部 〜 Senka21 1月号掲載メーカーアンケートより)

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