「ビクター史上 最高傑作」の正体は? ティザー画像から記者が予想してみた
編集部:小野佳希JVCケンウッドが、ビクターブランドの新製品に関するティザーを開始した。どんな製品が発表されるのだろうか? ティザーで公開されている情報をもとに、編集部記者が予想してみたい。
11月6日に「ビクター史上 最高傑作」の新製品発表へ
ティザー画像にあるのは「ビクター史上 最高傑作」「2025.11.6」「coming soon」という文字。同社公式サイト内に開設されたティザーサイトには「2025年11月6日、犬のマークでおなじみのVictorブランドからこだわりの新製品を発表します」と記されている。
これにより、「11月6日に、ビクターブランドの新製品が発表される」ことは確定した。そうなると、次に気になるのは「どのジャンルの製品なのか」だ。
「ビクター史上 最高傑作」で連想されるのは、昨年2024年6月に発売した完全ワイヤレスイヤホン「HA-FX550T」。こちらの製品もティザーで「ビクター史上、最高傑作」とのキャッチコピーを使っていた。発売から約1年半が経ち、HA-FX550Tの後継機が登場するということなのだろうか?
もしくは、同機で投入した、振動板にシルク(絹)の成分を付加する「シルクレイヤーカーボンドライバー」の技術をBluetoothスピーカーなどにも拡充するという展開もあるだろうか。
独自技術「ウッド」搭載モデルの可能性も…?
一方で、同社が長年培ってきた独自技術である「ウッドコーン」や「ウッド振動板」といった、木の振動板を搭載した製品が最近発売されていない点も気になる。
6月に開催されたイベント「OTOTEN」で、ウッドコーンスピーカーを搭載するサウンドバーが参考展示されていたが、これがいよいよ正式発表されるという可能性もあるのだろうか。
ただ、もしもサウンドバーの正式発表であるならば、ティザーの段階でここまで情報を隠すだろうか。そもそも、(音の出ないモックだったとは言え)製品外観まで披露したものを、正体不明の新製品としてあらためてティザー広告にまでするとは思いにくい。
ウッド技術を投入した製品で最も直近に発売されたものは、2023年11月に発売された一体型オーディオシステム「EX-DM10」。発売から約2年経っているので、新モデルへの刷新や上位モデルの登場があっても不思議ではない。
しかし、イヤホンに目を向けてみると、ウッド振動板搭載完全ワイヤレスイヤホン「HA-FW1000T」が2021年11月発売と、実に4年の月日が流れている。モデルの刷新があるとすれば、タイミング的にはこちらのほうが可能性が高いのではないか。
実は、前述のHA-FX550Tが投入されたあとも、ビクターの完全ワイヤレスイヤホンにおけるフラグシップ機はHA-FW1000Tのままだ。
ここからすると、「ビクター史上 最高傑作」としてフラグシップモデルが今回刷新されるというストーリーも見えてきそうな気がする。
こうして情報を整理してみると、記者としては「完全ワイヤレスイヤホンの新たなフラグシップモデル」がティザーの正体である可能性が最も高いように思えるが正解は果たして…?
公式のティザーサイトを見ると、どうやら第2弾、第3弾の情報公開が用意されているようだ。その情報公開と、11月6日の正式発表を楽しみに待ちたい。
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