Astell&Kern、最上位DAPの技術も活かしたハイエンド・ポータブルDAC/アンプ「AK HC5」
アユートは、同社取り扱いブランドAstell&Kern(アステルアンドケルン)から、ブランド初となるハイエンドクラスのポータブルDAC/アンプ「AK HC5」を2月21日(土)に発売する。価格は84,700円(税込)。
Astell&KernのポータブルDAC/アンプとしては初のハイエンドモデルに位置づけられ、同ブランドのデジタルオーディオプレーヤー(DAP)レベルの音質をコンパクトな筐体に凝縮。誇張なく原音に限りなく近いサウンド体験を提供すると謳っている。
DACチップには、AKMのデジタル/アナログセパレートソリューションである「AK4191EQ」+「AK4499EX」を1ペア搭載。ポータブルDAC/アンプとして本チップを採用するのも本モデルが初だといい、デジタル/アナログ信号処理を完全に分離してノイズ干渉を最小化することで、圧倒的なS/Nと微細なディテールの再現を実現したとする。再生フォーマットはPCM 768kHz/32bit、DSD512ネイティブ再生まで対応。
アンプ回路には、DAPのフラグシップモデル「A&ultima SP4000」にて開発した「High Driving Modeテクノロジー」を搭載。オペアンプを水平並列配置する回路構造により、S/Nと駆動力の両方を大幅に向上。サウンドから豊かな密度、深みのある空間表現、力強いエネルギーを体感できるという。
また、本モデルは接続先のデバイスから電源が供給されるバスパワー方式であることを考慮し、電源劣化の要因となる入力ノイズを徹底的に抑制。電源ノイズ除去比(PSRR)/コモンモードノイズ除去比(CMRR)ともに高めることで、接続するデバイスを問わず純粋でクリアなサウンドが楽しめるとしている。
ヘッドホン出力は4.4mm 5極バランス(GND結線)/3.5mmアンバランスを装備。無負荷時の出力レベルはバランスが5Vrms/アンバランスが2.5Vrmsとなる。
同ブランドのDAPが備えるリアルタイムアップサンプリング機能「Digital Audio Remaster(DAR)」も継承。高精度アルゴリズムにより、PCM音源は384kHzまたは352.8kHz、DSD音源は最大DSD256までアップサンプリングを行い、倍音や響きの豊かさ、音楽の微妙なニュアンスを際立たせることが可能。本機能は好みに応じてオン/オフを切り替えられる。
DACチップに内蔵された6種類のデジタルフィルターの切り替えや、UAC2.0/1.0の切り替え機能にも対応。音色の微妙な調整や、家庭用ゲーム機との接続をもカバーする。
USB Type-Cケーブルは着脱可能な設計で、USB Type-C to CおよびUSB Type-C to Lightningの2本のショートケーブルが付属。ショートケーブルはアルミフィルムと編み込み錫メッキ銅のデュアルノイズシールドを施してノイズを遮断し、信号純度を高めている。
銅の芯線にも錫メッキを施し、腐食と引張強度を向上。被覆はTPEの上からさらにファブリック素材を重ね、見た目の美しさ、耐久性、使いやすさの3点あわせて強化した。
ボディはアルミニウム合金製。“ソリッドフロー” をコンセプトに、「ブランドが追求する力強く高忠実なサウンド性能への揺るぎない姿勢」「日常の利便性を高める優雅な曲線と滑らかな操作性」をデザインで表現した。
同ブランドのDAPと同じエンコーダーシステムを採用する150ステップのボリュームホイール、ボリュームロック機能などを呼び出せるサイドボタン、本体設定や再生音源の情報をすばやく表示できる1.62型OLEDディスプレイを装備する。外形寸法は32W×64.3H×16Dmm、質量は約46g。
上述の2本のショートケーブルのほか、イタリアSynt3社製のPUレザーケースが同梱。高級ポリウレタン素材により保護性能と柔らかく洗練された質感を両立したとのこと。
