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公開日 2023/04/12 06:40
【連載】ガジェットTIPS

液漏れするかも。防災用品の乾電池、外しておかないと危険!

海上 忍
防災用の携帯ラジオ、懐中電灯に不可欠なものといえば「乾電池」。いざというときすぐ使えるよう、下ろしたての乾電池をセットして戸棚の中へ...ちょっと待って!そのやり方では、いずれ乾電池から液漏れしてしまいますよ?

Image:fotosparrow/Shutterstock.com

そもそも乾電池の液漏れとは、缶内部の液体(電解液)が外側に漏れ出す現象をいいます。原因はいくつかありますが、なかでも多いのは「電気を発生させる化学反応で生じたガスが内部吸収しきれず漏れ出す」パターン。電池の破裂を防ぐための安全弁から、ガスとともに漏れ出してしまうのです。

なぜ破裂の危険があるほどのガスが生じるかというと、電池が消耗しきっているからです。パワーが残っていないにもかかわらず電子機器が電気を取り出し続けると、電池に大きな負担がかかりガスが生じます。

電源をオンにしていないのに電気を取り出す?という疑問が浮かぶかもしれませんが、設定を記録するメモリーの保護回路など、電力が消費され続ける電化製品はたくさんあります。その量がごくわずかでも、1年、2年と続けば、乾電池は消耗し、ガスが生じて液漏れにつながるというわけです。

だから、当面使う予定がない、いつ使うかわからない電化製品の乾電池は、外しておくべきです。乾電池は「裸」の状態でも、よほど品質に難がないかぎり液漏れすることはありません。わかる位置に置くなど工夫すれば、いざというとき慌てずにすみますよ。

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