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公開日 2026/09/10 17:26
クラッシャー史上最強の完成度!空間オーディオにも対応

スカルキャンディー、Sound by Boseの「震える」ノイズキャンセリングヘッドホン「Crusher 1080 ANC」速報レビュー

折原一也


Skullcandy「Crusher 1080 ANC with Sound by Bose」


Skullcandy(スカルキャンディー)がBose(ボーズ)とタッグを結成。ズンズンと響く重低音にあわせて振動する、「Crusher(クラッシャー)」シリーズ史上、最強の完成度を誇るヘッドホンを誕生させた。その名は「Crusher 1080 ANC with Sound by Bose」。


「1080」という数字は、スケートボードの技の難易度に由来し、本機がフラグシップであることを示している。ストリートカルチャーと共に育ってきたブランドならではのネーミングにも頬が緩む。


しかし、技術面でも注目すべきトピックが満載だ。ノイズキャンセリングだけでなく空間オーディオやヘッドトラッキング、高品位での通話にも、ボーズの音響技術が応用されているという。




スカルキャンディー「Crusher 1080 ANC Sound by Bose」


Crusher 1080 ANCの通常価格は49,800円(税込)。クラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」ではお得な価格で先行販売されるという。



普通のヘッドホンでは満足できない人にこそ聴いてほしい、エンタメ方向に振り切ったアイテムだ。とりわけ映画やゲームに、これまでにない臨場感をもたらしてくれる。


以下、オーディオ評論家の折原一也氏による速攻レビューをお届けしよう。(編集部)


“震える”<重低音にBoseの音響技術をプラス! 


スカルキャンディーのクラッシャーといえば、重低音によってヘッドホンが振動する、“感じる”エンタメ体験を届けるヘッドホンだ。その唯一無二の音楽体験に、新たに“Sound by Bose”、すなわちボーズ独自のプレミアムオーディオ技術が加わる。2026年のスカルキャンディーの新フラグシップ「Crusher 1080 ANC with Sound by Bose」は、両ブランドの持ち味を融合させる、まさかの一台だ。




ドライバー口径は36mm。左側のイヤーカップに”Crusher Bass”のダイヤルがある。


Crusher 1080 ANCの主役はもちろん「Crusher Bass(クラッシャーベース)」だ。一般的なバスブーストとは違い、低域成分に同期してイヤーカップ内部の機構を振動させ、重低音を触覚として伝えるセンサリーベース技術だ。




上下120度に動く巨大なダイヤルを回すことで、低音の強さをシームレスに調整できる。


初代のクラッシャーが登場したのは2013年。 スカルキャンディーはそこから10年以上にわたり、エンタメ体験のなかで“どの帯域を、どのタイミングで、どれほど震わせれば気持ちいいのか”という独自のノウハウを磨いてきた。まるでヘッドホンの中に小型サブウーファーを積んだような感覚を生み出し、その強さはイヤーカップのダイヤルで自在に調整できる。


そしてここに「Sound by Bose」の音響技術が加わる。


採用されるのは、Bose QuietControl ANC、Bose TrueSpatial、Bose WaveForm Audio Engine、Bose SpeechClarity。ノイズキャンセリングだけでなく、立体音響、再生時の信号処理、通話時のボイスピックアップに至るまで、Boseからライセンス供与された技術が投入されている。



プレミアムな装着感とメカニカルな操作体系。ノイズキャンセリングも優秀


実際にCrusher 1080 ANCを手に取ると、カラーリングはTrue Blackで統一され、ワイドなヘッドバンドと大型イヤーカップという一見無骨な構成。だが装着感はプレミアム仕様で、厚く弾力のあるイヤーパッドが耳の周囲を柔らかく包み込む。この安定感と密閉感は、まさしくフラグシップ級だ。



長時間でも快適に視聴できるようにヘッドバンドやイヤーパッドがデザインされている


操作系は実にメカニカル。先ほどのCrusher Bass専用の大型ダイヤルに加えて、5方向ジョイスティックによる再生・音量・選曲コントロールも可能。音楽リスニングの際にも機能を積極的に使い倒したくなるデザインだ。




 5方向ジョイスティックで、スマホを取り出さずとも音楽の再生操作などができる


「Bose QuietControl ANC」によるノイズキャンセル効果は、本体スイッチを入れた瞬間に分かる。室内ではエアコンの送風音や低い機械音が大きく後退し、音楽や映像の背景が一気に静まる。特に持続的な低周波ノイズへの効き方が強く、音として再生される低音をよりクリアに感じられる。



もちろんアプリ操作にも対応。「Skullcandy」アプリでは、5バンドEQ、音楽・映画・ポッドキャスト用プリセット、パーソナルサウンド、ボタンカスタマイズを利用できる。機能面では低遅延モード、マルチポイント、装着検出、Google Fast Pair、LE Audio/Auracastなど、現在のワイヤレスヘッドホンに求められる機能も網羅している。


素直な「いい音」をベースに、重低音とボーズの個性が加わる


Crusher 1080 ANCの音質をチェックしてみよう。


J-POPの音楽リスニングから試してみると、まず驚くのは、追加機能を盛らないデフォルト状態でも音がしっかりよいことだ。低域は深く引き締まり、中高域は自然。ボーカルも埋もれず、音場は左右へ滑らかに広がる。ヘッドホンとしての素性がとてもいい。



フラグシップらしく、ステレオで聴いたときの基本性能も高い


さらに、そこから音楽体験をカスタマイズできるのが、Crusher 1080 ANCの真骨頂。まずは重低音方面から攻めてみよう。


“Crusher Bass” のダイヤルを少し回すと、低音に呼応して頭部に直接振動が伝わるようになり、音楽の躍動感を高める。だが、エンタメ用途としてはそれだけで終わらないのが “Crusher Bass”の凄み。さらに回せば重低音がガンガンと響き、最大付近まで行くと頭部に衝撃が伝わるほど。イメージはまさに音楽の鳴り響くライブイベント。ここまでの振り幅を備える所が、“Crusher Bass” の魅力なのだ。




もうひとつ、びっくりポイントは、「Bose TrueSpatial」だ。アプリから有効にすると、音像は耳元から離れ前方と左右へ大きく展開する。「Still」では正面に置かれた音場が頭の動きに対して固定され、「Motion」では頭の向きに合わせて定位が追従する。



音楽だけでなく映画やドラマ、ゲームも楽しい!



タブレットと組み合わせて映画やドラマ、ゲームを臨場感たっぷり楽しめる。さながらプライベートシアター!


ここからは実際に映像と組み合わせしてテストしてみよう。


映画ではセリフを中央に明瞭に置きながら、環境音や効果音が画面の外側へ広がる。そこへCrusher Bassの振動が加わることで、内蔵サブウーファーのように低音の衝撃が耳だけでなく身体にも伝わってくる。ドラマの会話も聞き取りやすく、アクション映画やゲームでは、立体音響と振動によって小型のシアターシステムを頭部周辺へ展開したような臨場感が得られる。


『トップガン マーベリック』のジェットエンジンの体を震わせるような轟音の再現性から、『ズートピア2』の駆け抜けるような移動感あるアクション。Skullcandy「Crusher 1080 ANC」のサウンド体験は、音楽だけでなく映像作品を含むエンタメとも相性が良いのだ。


Crusher 1080 ANCのサウンド体験は、音楽だけでなく映像作品を含むエンタメとも相性がいい。


スカルキャンディー「Crusher 1080 ANC」は、ブランド独自の重低音のセンサリーベース技術 “Crusher Bass”という強烈な個性に、ボーズの強みであるANC、立体音響、DSP、通話技術を加えた意欲作だ。もともと唯一無二だった“震えるヘッドホン”が、音質、静粛性、空間表現まで網羅し、音楽だけでなく映画、ドラマ、ゲームへと活躍の場を広げている。


デフォルトでは上質な高音質サウンドを聴かせて、ダイヤルを回せば途端にエンタメ志向に振り切る、このリスニング体験としての振れ幅は最大級。普通のヘッドホンでは満足できない人に是非体験してもらいたい一台だ。


SPEC


ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン


Skullcandy「Crusher 1080 ANC with Sound by Bose


49,800円(税込)





SPEC ●通信方式:Bluetooth 5.3 ●コーデック:非公開 ●連続再生時間:50時間(ANC ON時) ●重量:374.2g



コンパクトに折りたたむことも可能。キャリングポーチも付属する。


 

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