トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > レビュー記事一覧

公開日 2023/11/17 13:00
HUAWEIの本気を見た!圧巻の技術力が光る一台

「HUAWEI FreeBuds Pro 3」が優秀すぎる!ハイレベルなノイズキャンセリング/通話に驚嘆、進化し続ける万能完全ワイヤレス

折原一也

前のページ 1 2 3 次のページ

HUAWEIが「最上位らしさ」を追求した、新完全ワイヤレス「HUAWEI FreeBuds Pro 3」



HUAWEIは10月17日、完全ワイヤレスイヤホンの新モデル「HUAWEI FreeBuds Pro 3」を発表した。オーディオファンにとって、HUAWEIというとスマホメーカーとしてのイメージが強い人もいるかもしれないが、オーディオ機器にもかなり注力しているブランドだ。

「HUAWEI FreeBuds Pro 3」価格:28,800円(税込)

たとえば、スマートオーディオグラスのEyewearやBluetoothスピーカーのSoundシリーズ、そして完全ワイヤレスイヤホンのFreeBudsシリーズが挙げられる。今回登場したHUAWEI FreeBuds Pro 3は、そのFreeBudsシリーズのフラグシップモデルの3世代目だ。

HUAWEI FreeBuds Pro 3が先代から進化した最も大きなポイントは、ノイズキャンセリング、および通話ノイズリダクション性能だ。今や定番ともいえる機能・性能ではあるが……あえて強調しておきたい。日本国内にも音響技術の研究所を擁する、世界的テック企業のHUAWEIが磨き上げた、“最新世代へのアップグレード” であると。早速、その実力を詳しく紹介していこう。



強力かつ自然になった「インテリジェント・ダイナミックANC3.0」



HUAWEI FreeBuds Pro 3の進化したポイント、まずひとつは「インテリジェント・ダイナミックANC3.0」だ。

搭載マイクは先代同様にトリプルマイクの構成で、高S/N比のフィードバックマイクが周囲のノイズを認識。2基のフィードフォワードマイクにはそれぞれアダプティブアルゴリズムが機能し、様々な耳形状に合わせてノイズキャンセル効果を適応する。周囲の状況に合わせてリアルタイムで調整し、前作比で約50%のノイズキャンセル性能を向上させている。

実際に試すと、その性能はかなり優秀だと実感する。屋内で装着してテストを始めた時点で、PCのファン音などの小さな騒音はほぼ無音になり、隣の部屋のテレビ音声などもしっかりとボリュームダウンしていることがわかる。

新搭載のインテリジェント・ダイナミックANC3.0、これは本当に強力なノイズキャンセルなのでは……?と、外出時にも持ち出してみた。

屋外でノイズキャンセリング性能をテスト。インテリジェント・ダイナミックANC3.0の効果は非常に強力、一方で閉塞感なくナチュラルに使えるのが嬉しい

電車内のテストでは、ガタガタとした低い騒音がほとんど消え、中高域の騒音は軽めに聞こえてくる程度。国内メーカーのトップクラスの製品と比べても、まったく遜色のない効果を得られていることを確認できた。

HUAWEI史上最強クラスの通話マイク性能、あまりにハイレベルで驚いた



通話性能もかなり高性能だ。まず、通常のマイクのみならず高感度のVPUセンサーによる骨伝導センサーも採用。搭載位置もより耳に密着するように変更するなど、物理的に音の取り込み性能を上げる取り組みが行われている。

小さなイヤホン筐体の中に、高性能なマイクを内蔵。通話音声の品質も大きく向上している

通話ノイズリダクション機能については、独自のディープニューラルネットワーク(DNN)ノイズリダクションアルゴリズムを搭載し、従来のシングルチャネルからマルチチャネルに変更することで、音声通話やビデオ通話時などにおいて、前作比で集音能力が約2.5倍に向上している。さらに風ノイズキャンセリング性能も約80%向上し、風速9m/sまでクリアな通話を実現するという。

通話性能の高さに驚き!音響面でも技術力が光る

前のページ 1 2 3 次のページ

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 アイ・オー「RECBOX」がパナソニック「miyotto」に対応
2 100年の歩み、ここにあり。ラックスマン「L-100 CENTENNIAL」「D-100 CENTENNIAL」の音質と技術を徹底レビュー
3 DALIのコンパクトスピーカー「KUPID」は国産家具ブランドにマッチ!5カラーの置き方をプロが提案
4 「今、売れているオーディオアクセサリー」<売れ筋ランキング11月 番外編>
5 LG、世界初の「RGBストライプ」「240Hz駆動」両立した4K有機ELパネル
6 Campfire Audio、グリーンのアルミ筐体を採用した10BAイヤホン「Andromeda 10」
7 得意のソフト開発力で独自R-2Rの音を深化!HiBy「RS8 II」のサウンドをプロトタイプで先行体験
8 Cayin、最大出力560mWの“ハイパーモード”搭載ポータブルDAC/アンプ「RU3」
9 着工後でも100型/4.1.2chを叶えた、マンションのペンション風LDK
10 LG、積層型有機ELディスプレイの新ブランド「Tandem WOLED」「Tandem OLED」
12/25 10:49 更新

WEB