トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > レビュー記事一覧

公開日 2021/12/23 06:40
あの国内大手ブランドがゲーミングに本腰

「JVC GAMING」第一弾ゲーミングヘッドセット「GG-01W」を試す。「音が鳴っている位置の再現がきわめて正確」

関根慎一

前のページ 1 2 次のページ

■JVCがゲーミング分野に本腰。「JVC GAMING」第一弾機を試す

GG-01W

JVCケンウッドは2021年11月、ゲーミング用途に向けた新シリーズとして、「JVC GAMING」を立ち上げた。第一弾製品として発表されたのは、ヘッドセットの「GG-01W」と「GG-01」の2つだ。

前者は無線、後者は有線という違いがあるが、どちらもeスポーツにおける高い音響性能と、長時間の使用にも堪える装着感の快適さを謳っている。共通の特徴としては、ヘッドホン部分に40mm口径のネオジウムドライバーユニットを採用し、同社の音響エンジニアによってゲーム向けの調整が加えられていることが挙げられる。実勢価格はワイヤレスモデルのGG-01Wが税込17,600円前後、有線モデルのGG-01が税込9,900円前後で推移しているようだ。

有線モデル「GG-01」

今回はワイヤレスモデルのGG-01Wを試用する機会を得たので、ゲーミング用途における聞こえ方や使い勝手、装着感に注目して使用感をお伝えしたい。

■FPSゲームで試す。「音が鳴っている位置の再現がきわめて正確」

GG-01Wの再生周波数帯は20Hz〜20kHz、重量は209gとなっている。無線接続はこの手のヘッドセットで見かけるBluetoothでなく2.4GHz帯のUSBトランスミッターを用いている。Bluetooth接続と違ってデバイス側のUSBポートをひとつ使ってしまうが、ペアリングの手間がなく、また、音声信号を圧縮しないぶん低遅延という面でもメリットがあるという点で一長一短といえるだろう。

連続再生時間の目安は約15時間。体感的にもバッテリーの持ちはおおむねそのくらいに思えたが、基本は使い終わったらUSBにつないで充電した方がいいだろう。なおGG-01Wでは3.5mm 4極プラグによる有線接続も可能なので、うっかり充電を失念してしまっても、USBから充電しながら3.5mmケーブルをつないで使用することはできる。

マイク部も着脱可能

ひとくちに「ゲーミング」といっても、ヘッドセットに求められる性能は用途によってさまざまだ。eスポーツ、とりわけFPSの領域でいえば、たとえば音がどこから鳴っているかを正確に把握するための定位感や、長時間着けていられる快適な装着感などが挙げられる。

今回はPvE FPSタイトルの「FarCry 6」で使用感を試した。FarCry 6は使用する武装によって様々な遊び方ができるが、ミッションの中には敵地に侵入して、敵に見つからないよう一人ずつ始末していく隠密行動を要求されるものがある。こうしたシーンで重要なのは、先述の通り音の出どころを正確に把握するための定位感だ。

「日常的に使い倒せるゲーミングヘッドセットとして優秀な製品」

前のページ 1 2 次のページ

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 アイ・オー「RECBOX」がパナソニック「miyotto」に対応
2 100年の歩み、ここにあり。ラックスマン「L-100 CENTENNIAL」「D-100 CENTENNIAL」の音質と技術を徹底レビュー
3 DALIのコンパクトスピーカー「KUPID」は国産家具ブランドにマッチ!5カラーの置き方をプロが提案
4 「今、売れているオーディオアクセサリー」<売れ筋ランキング11月 番外編>
5 LG、世界初の「RGBストライプ」「240Hz駆動」両立した4K有機ELパネル
6 Campfire Audio、グリーンのアルミ筐体を採用した10BAイヤホン「Andromeda 10」
7 得意のソフト開発力で独自R-2Rの音を深化!HiBy「RS8 II」のサウンドをプロトタイプで先行体験
8 Cayin、最大出力560mWの“ハイパーモード”搭載ポータブルDAC/アンプ「RU3」
9 着工後でも100型/4.1.2chを叶えた、マンションのペンション風LDK
10 LG、積層型有機ELディスプレイの新ブランド「Tandem WOLED」「Tandem OLED」
12/25 10:49 更新

WEB