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公開日 2020/12/17 06:30
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どんな音楽にも最適、唯一無二の表現力!FAudioの限定イヤホン「Project Y」レビュー

草野晃輔

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オーディオには、しばしば名機として語り継がれるモデルが登場し、歴史に名を刻んでいる。それらに共通するのが、「これで好きな音楽を聴きたい」「手元に置いておきたい」と強く感じさせる独特のオーラを纏っていること。音とデザインがよいのは当然のこと、開発に至るストーリーや発売後の評価など、さまざまな要素が重なり、名機たる価値を形成しているのだ。

FAudioのブランド5周年記念イヤホン「Project Y」(価格OPEN/実売想定税込289,520円前後)をレビュー

そんな名機のオーラを纏ったイヤホンが登場した。FAudioのユニバーサルIEM「Project Y」である。人の心を捉えて離さない良質なサウンドと、見た瞬間に目を奪われる洗練された佇まいを兼ね備えた本機の魅力を紹介しよう。

Project Yは世界399台限定のプレミアモデル

FAudioは、複数のオーディオメーカーでエンジニアを歴任したFung Wong氏が、2014年に香港で創業したIEMメーカー。程なくしてミキシング・エンジニアとしてキャリアを重ねたKen Lee氏が経営に参加。2016年に正式に「FAudio」ブランドが設立され、最初のシリーズである「KF Series」が発売された。

今回紹介するProject Yは、FAudioブランドの創立5周年を記念して開発されたフラグシップモデルとなる。予想実売価格は税込289,520円前後。限定発売モデルであり、その数は全世界でわずか399台。うち、120台が日本で販売される。

ブランド5周年記念とあって本体のみならず、全てがプレミアム仕様。パッケージもイヤホン用とは思えない、高級感ある頑丈な箱を採用

FAudioは「人々が思い描いた音を追求し、イヤホンを通して音楽をカタチにする」をビジョンに掲げ、独創的なアプローチで製品を作り上げている。本機は、同ブランド初の限定モデルということもあり、これまでの技術を駆使するだけでなく、新たな趣向も凝らしている。実機とともに、その内容を紹介しよう。

堅牢かつ軽量なボディは高級スポーツカーをヒントに作られた

非常に堅牢でプレミアム感のある箱を空けると、内部が二重になっており、上段にProject Yが、下段にアクセサリー類が収められている。まるで、高級ブランドのアクセサリーを扱っているようだ。

上段にはProject Y本体が収納される

下段は付属品を同梱

イヤホンを手にする。瞬間からワクワクが止まらない。筐体は大柄に見えるが、ユニバーサルIEMとしては標準的なサイズ。滑らかな曲線で構成された金属製で、表面にきめ細かい梨地処理が施されており、見た目にもしっとりとした感触にもプレミアム感が漂っている。

滑らかな曲線を描く金属製の筐体は、耳へのフィット感も高い計算されたデザイン。各所に製品名や「Limited Edition」の刻印がある


それもそのはず、筐体デザインは「スポーツカーから着想を得た」のだという。ボディは超軽量アルミニウムを削り出し加工して作られている。鋳造ボディよりも硬く、歪みの原因の一つである不要な共振を大幅に減らせるという。

フェイスプレートには、高級スポーツカーの内装にも用いられるフォージドカーボンが採用されている。この素材は、金型にカーボン繊維を詰めて加熱した後に圧をかけながら冷却して作る。カーボンの中でも特に堅牢かつ軽量で「チタンの1/3の軽さで同等の強度」(販売代理店であるミックスウェーブ担当者)なのだそうだ。確かにアルミ筐体とフォージドカーボン製フェイスプレートの組み合わせた効果は絶大で、サイズや質感から想像するよりも圧倒的に軽い。きちんと装着すれば、重さをほとんど感じない。

滑らかな曲線を描く金属製の筐体は、耳へのフィット感も高い計算されたデザイン。フェイスプレートはカーボン繊維が散りばめられ、その美しさも魅力だ

また、プレート表面の造詣が美しいのも印象的だ。光を当てるとふぞろいなカーボン繊維がまばゆく光り、宝石のよう。まさに、機能美と造形美を両立した着想をそのまま形にしており、限定モデルならではの贅沢さが詰まっている。

驚異のトリプル・ハイブリッドドライバー搭載!その実力は?

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