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公開日 2018/08/02 10:00
リケーブルも使用した2ペアを紹介

AKG「N5005」の実力を200%引き出す! ハイエンドDAP+アンプとの組み合わせをチェック

高橋 敦

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AKG「N5005」は、かの名機「K3003」の流れを受け継ぐAKGハイブリッドイヤホンの最新トップエンドだ。それはネットワーク回路を使わないアコースティックハイブリッド構成、メカニカル・チューニング・フィルターといった要素が順当に継承されていることからも伺える。

AKG「N5005」(¥99,880前後)

しかしもうひとつ重要なのは、N5005は「K」ではなく「N」シリーズであること。フィット感に配慮したハウジング、現代的なポップスへの適応力にも優れたチューニング、リケーブルなどで様々なシチュエーションに対応するバーサイタルさなどは、Nシリーズが積み重ねてきた成果の結晶でもある。

AKGイヤホンの伝統と最新を共に体現するN5005。そこに秘められているポテンシャルは広く深い。ならばそれを引き出しまくり、楽しみ尽くさないともったいないというものだ。

そこで今回は、「N5005+DAP+ヘッドホンアンプのハイエンドシステムを組んでサウンドバリエーションを広げる深める!」というのを提案しよう。

N5005のポテンシャルを引き出すハイエンド機材が集結

N5005は特に駆動しにくいというイヤホンではないので、まず携帯性も重視した「ハイエンドDAPと組み合わせたシンプルなシステム」で、その実力を十分すぎるほどに発揮。それに加えて「ヘッドホンアンプも組み合わせた、さらなるハイエンドシステム」も用意。アンプはせっかくの機会なので、DAP単体とはサウンド傾向が異なるものを選んでみた。

まずはN5005のサウンドの特徴を確認しておこう。特に挙げておきたいポイントは、「自然に整った良好な帯域バランス」「音色やリズムのエッジを綺麗に立てて存在感を示す絶妙な高域」「太さの帯域も深みの帯域もほどよく強調する充実の低域」だ。冒頭に述べた「現代的なポップスへの適応力」はこれらの要素によって高められている。

現代ポップスのサウンドはバンドからエレクトロ、アコースティックからヘヴィネスまで幅広いが、そのすべてにさらりと対応して持ち味を引き出す「バランス」の良さ。

一流プレイヤーの繊細なタッチも緻密な編曲やミキシングによる隠し味的なサウンドマジックも際立たせその技を引き出す、「絶妙な高域」。

ある曲ではバンドのベースの図太さを、ある曲ではシンセベースの沈み込みの深さをと、曲ごとに異なる低音楽器のポイントを巧くプッシュしてくれる「充実の低域」。

このうち2つまでを兼ね備えていたり平均点的に優れているイヤホンなら他にも多いが、これらの全てをハイレベルに兼ね備えているのがN5005。だからこそ楽曲のみならず、組み合わせるDAPなどにも幅広く柔軟に対応し、それらの魅力も引き出してくれる。様々なアイテムを投入すればそれに音で応えてくれるイヤホンだ。

1つ目のハイエンドシステムはウォークマン&Hugo 2

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